心と身体のチューンナップ

精神も身体もメンテナンスして快適に過ごしましょう

昼食後の眠気は何とかならないでしょうか

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どうしてお昼を食べるとどっと眠くなるんでしょう

ランチの後で眠くなるのは、血糖値が関係しているようです。

食事で血糖値が高くなると、インスリンが分泌されて、血液中の糖分を処理して血糖値を下げようとするのですが、そのためにエネルギー源の糖が失われる低血糖状態になるので眠くなるのです。

ただ、あまりに眠気が激しい場合は、糖尿病の症状の可能性もあるので、気をつけてくださいね。

また、充分食べると、「レプチン」というホルモンが分泌されて、脳が「ああ、お腹がいっぱい」と感じるようになります。一方で、脳が「お腹がすいた」と感じる「オレキシン」というホルモンは減少します。オレキシンは、糖をエネルギーに変える役割があるのですが、それが減るので、身体がエネルギー不足になって眠くなるのです。

眠くならないランチは

炭水化物を食べ過ぎると、血糖値がグイッと上がって、それを調整しようとして、インスリンが分泌されて、かえって低血糖になってしまいます。

ラーメンとチャーハン、カレーライスのトッピングにコロッケ、うどんとおにぎり、菓子パンをいくつか、というようなランチは炭水化物が多すぎますね。

最初に、生野菜のサラダのような食物繊維をよく噛んで食べ、次に、肉や魚等のタンパク質を食べ、最後に、ライスや麺類の炭水化物を食べるのが良いと言われています。

できれば、炭水化物は、玄米やライ麦パンにすると、血糖値が上がりにくいですね。

とにかく、腹八分目にとどめておくことが大切です。

また、食事中に水分を取り過ぎると、胃酸が薄まって、内臓に負担がかかるので、眠くなる一因になります。

 食後のコーヒーの砂糖は、控えめにしておかないと、血糖値が上がります。

栄養ドリンクに注意

眠気覚ましに栄養ドリンクを飲む人もいるでしょうが、普通の栄養ドリンクには、砂糖のスティック7本分の糖分が含まれています。一時的にスッキリしても、しばらくすると余計に眠くなる危険性がありますよ。

効果的な昼寝の仕方

お昼休みを上手に使って昼寝をすると、午後の眠気は防げます。

でも、寝過ぎると逆効果ですね。(寝過ぎるほどたっぷり昼休みを取れる人はあまりいないでしょうけど)

20~30分のお昼寝が一番スッキリします。10~15分の昼寝でも、それなりの効果はあります。

お薦めは、昼寝を始める前に、コーヒーなどでカフェインを摂ることです。体内に取り込まれたカフェインが効き始める頃に起きることになるので、寝覚めが良くなります。

それでも眠いときは

上に書いたようなことをしてもどうしても眠いときは、次の様な方法があります。

・冷たい水で顔を洗う。できれば、腕にも水をかけて冷やす。

・ガムを噛む。ガムを噛んだ後に水を一杯飲むと、もっとスッキリします。

・ストレッチをする。同僚の目もあるので、トイレなどでやる必要がありますね。

・資料を取りに行くとかシュレッダーをするとか口実をつくって歩き回る。

・深呼吸をする。息を吸ってぎりぎりまで息を止めてから思い切り深呼吸をするともっと効きます。

・親指と人差し指で耳たぶをつまんで、上から下まで、順にグッと引っ張っていく。

・全身の筋肉にグッと力を入れて、できるだけ長く力を入れたままにする。

・お尻の穴を数秒間、キュッと締めるようにする。

・ツボを押す。中指の爪の生え際の親指側の3㎜ほど外側にある「中衝」のツボを強めに押します。また、親指の骨と人差し指の骨が合わさるところから少し人差し指によったところのややくぼんだところの「合谷」のツボも、グッと押してみましょう。

いろいろありますが、あなたの体質や職場の環境などにあわせて、それぞれ試して見てください。