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爪で分かる!?あなたの心身の調子

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退屈なときに、ボーッと眺めたりする自分の爪ですが、あなたの心身の状態を雄弁にものがたっているって知ってました?

これからは、爪の見方が変わるかも知れませんね。

爪が黄色い

健康な爪は、薄いピンク色ですね。それが黄色いとは、どういうことでしょうか。

まず考えられるのが、「黄色爪症候群」です。中年以降になることが多い病気で、爪が黄色くなった上に、伸びる速さが通常の5分の1から10分の1くらいになります。それ以外にも、体がむくんだり、肺に水がたまったりしますが、気づかないことも多いようです。

他に、爪が黄色くなる病気としては、爪水虫・爪カンジダ・糖尿病・腎不全・シェーグレン症候群・エイズ・乾癬・円形脱毛症などがあります。

また、薬の副作用で黄色くなることもあります。

タバコをよく吸う場合、タバコの有害物質のせいで爪が黄色くなることがあります。

マニキュアのせいで爪が黄色く変色することもあります。

このように、爪が黄色くなる原因は色々あるので、一概にどのせいとは言えないのです。自己診断は危険です。

爪が青紫色である

心臓や肺に問題があって、チアノーゼを起こしている可能性があります。

爪が赤い

健康なピンク色を通り越して、不自然に赤い場合、赤血球が増えすぎて、多血症になっている可能性があります。

多血症を放置していると、脳血栓や心筋梗塞につながることがあります。

縦のスジができている

縦のスジができる主な原因は、加齢・乾燥・ストレス・過労・睡眠不足・ビタミンB群不足などです。

黒い縦スジの場合、爪の根元の「爪母」というところを傷つけてしまったことが多いのですが、メラノーマ(悪性黒色腫)やアジソン病といった病気の可能性もあるので気をつけましょう。

メラノーマについては、次の記事をご覧下さい。

wellbeing.hatenablog.com

横線が入っている

爪甲横溝(そうこうおうこう)といって、心身の不調で、爪の根元の爪母に栄養が届かなくなって、横線ができることがあります。爪の伸びる速さは、月に3㎜前後ですので、爪の根元から横線まで3㎜あれば、1月前に高熱を伴う病気や強いストレス、無理なダイエットなど何かの問題があったことが考えられます。

また、横線がどの指に現れるかで、どの心身の不調なのかの目安になります。

親指・・・過労・ストレス

人差し指・・・皮膚病

中指・・・泌尿器関係

薬指・・・気管支炎、眼のトラブル

小指・・・神経

 

それ以外に、糖尿病・ビタミンA不足・低カルシウム血症などの可能性もあります。

爪の甘皮の処理中に爪母を傷つけたり、爪を何かにぶつけたりしても、横線ができます。

足の爪の場合は、靴が合っていなくて、爪に負担がかかっていることが考えられます。

横線が、爪が伸びても位置が変わらない場合は、腎臓病・膠原病・ネフローゼ症候群なども疑われます。

 爪が割れやすい

爪が割れやすい場合は、タンパク質・亜鉛・ビタミンB群の不足の可能性があります。

爪水虫にかかっていることも考えられます。

加齢・乾燥・ストレス・睡眠不足などによっても、爪は割れやすくなります。

除光液は爪を乾燥させがちなので注意が必要です。

ハイヒールでつま先に余分な力がかかっても、爪が割れやすくなります。

表面がデコボコしている

爪の表面に無数の小さなへこみがある場合、「点状陥凹(てんじょうかんおう)」といいます。爪の根元の爪母が傷ついてなることが多いです。

円形脱毛症や乾癬の症状の場合もあります。

爪カンジダの場合、爪全体が波打ったようにデコボコになります。

白い斑点ができる

亜鉛欠乏症の疑いがあります。

半月が大きくなったり小さくなったりする

爪の根元の白くなっているところを、「半月」といいます。以前は、半月が大きいほどいいと言われていました。確かに、新陳代謝が活発な人は、半月が大きい傾向があるのですが、体質や年齢もあるので、半月が小さいからと言って、心配することはありません。

問題は、半月が急に大きくなったり小さくなったりした場合です。

半月が急に大きくなって、爪の三分の一くらいにまでなったら、高血圧症の可能性があります。

反対に、それまではちゃんと半月があったのに、急に小さくなったり、見えなくなったりしたら、栄養不足だったり貧血状態で血行不良の恐れがあります。

爪先が大きくなる

爪の先が丸く大きくなり、指先をおおう感じになって、指先がふくらんできたら、「ばち状爪」かもしれません。

心臓病・間質性肺炎・肺がん・肝硬変・肥大性骨関節症などの症状として現れることがあります。

 まとめ

いかがでしたか。爪の状態を見るだけでいろんなことがわかりますね。でも、爪からわかることはあくまで目安ですので、素人判断で、「あの病気に違いない」なんて決めつけるのは危険です。

気になる場合は、まずは、皮膚科か総合内科に行って診てもらいましょう。