口臭がとても気になる人に!自分で気づくには?どうしたら予防できる?
自分の口臭は、自分ではなかなか気づかないものですが、他人の口臭を嗅いだときなど、「もしかしたら私も...」なんて気になりますね。でも、家族にだって、自分のお口の臭いを嗅いでもらうのもハードルが高すぎます。
そんなとき、自分の口臭をチェックして、ある場合にはどうすればいいか、まとめてみました。
自分の口臭のセルフチェック法
息を溜める
小さめのビニール袋やコップに息を吹き込んで、30秒ほど逃げないように抑えておきます。一度深呼吸して鼻をリセットしてから、溜めた息の臭いを嗅ぎます。起きて直ぐ・食後・空腹時・緊張している時など、口臭が出やすい状況の時に繰り返してチェックしてみましょう。
歯垢を嗅いでみる
新しい歯ブラシ・糸ようじ(デンタルフロス)・歯間ブラシ等を使って、歯垢を取って、その臭いを嗅ぎます。歯垢が原因の口臭がどのくらい出ているか見当がつきます。
オキシドールを使う
消毒薬のオキシドール(過酸化水素水)を、その3~10倍の量の水で薄めたものでうがいをして、何かの容器にはき出します。
はき出したものがブクブクと泡立っていたら、口の中に「カタラーゼ」という酵素を持つ細菌が繁殖していて、口臭の原因となっている可能性があります。
オキシドールは飲み込まないように注意してください。
口臭チェッカーを使う
口臭をチェックする機器が市販されています。(2~3千円程度)
息を吐きかけると、レベル0(口臭がない)からレベル5(口臭がひどい)のどれに当たるか示されるものが多いですね。
ただ、実際に使った人のレビューでは、口臭の激しい人のチェック結果がレベル0だったので信用できないとも書かれています。
参考程度にとどめておいた方が良いかもしれませんね。
舌をチェックする
舌の白くなっているところ(舌苔:ぜったい)を柔らかい布やティッシュでぬぐって、臭いを嗅いでみましょう。舌苔のせいの口臭が分かります。
マスクを使う
顔の下半分をすっぽり覆うような大きめのマスクをします。口からゆっくりと長く息を吐き、鼻から息を吸うことを繰り返します。
口臭がある場合は、何度か呼吸を繰り返すうちに分かるようになってきます。
自分の手を舐める
自分の片手の手の甲や手首を舐めます。気になる人は、洗ってから舐めましょう。
1分ほど待って唾液が乾いたら、まず、舐めていない方の手の臭いを嗅ぎます。
次に、舐めた方の手の、舐めたところの臭いを嗅ぎます。そのとき臭いようでしたら、口臭がしている可能性があります。
口臭がある場合はどうしたら良いのでしょう
自分に口臭があると分かったらショックですね。たぶんあるだろうなと予想していたとしても...
そういうときにどうしたら良いのか、いくつか方法を説明します。
歯磨きの仕方
歯を磨くときは、歯ブラシだけでなく、歯間ブラシ・糸ようじ・デンタルフロス等で、歯と歯の間もきれいにしましょう。
舌を磨く
舌の表面の、白かったり黄色っぽかったりする舌苔は、口臭の原因になるので、取り除きましょう。
ただし、歯ブラシでゴシゴシこすったりすると、舌が傷ついてしまいます。専用の舌クリーナーでやさしく磨きましょう。歯ブラシと並んで売られていることが多いです。
唾液が良く出るようにする
唾液が出ることによって、口の中が洗い流されて、口臭の予防になります。
食事の時、一回ものを口に入れるたびに、30回から50回くらい噛むようにすると、唾液が良く出るようになります。また、よく噛むと、消化器にも良い影響があるので、胃腸が原因の口臭予防にもなります。
ガムを噛むのもお薦めします(シュガーレスのものです)。
オキシドールで口を洗う
口臭のセルフチェックで使ったオキシドールを、口臭予防にも使えます。
歯磨きをした後、10倍ほどに薄めたオキシドールを口に含んでうがいをします。
最後は、口の中に残らないよう、よく吐き出してください。口の粘膜が弱い人など、オキシドールをピリピリ感じる人は、この方法はやめておきましょう。
禁煙する
タバコは、それ自体が臭いの元となる上に、歯周病を悪化させたり、口の中を乾燥させたりして、ますます口臭を悪化させます。
歯医者に行く
歯周病や虫歯は、口臭の大きな原因の一つですので、歯医者さんで治療をしましょう。
正しい歯の磨き方を教えてもらうこともできます。
口臭外来に行く
最終手段として、口臭外来に行くという手があります。
総合病院にあったり、歯科医が開設していたり、専門のクリニックがあったりします。
近くにないか、探してみましょう。なお、原則的に保険が効かないので注意しましょう。