猫背になっていませんか?姿勢が悪いとこれだけのデメリットが!
現代人に増えつつある「猫背」。「ちょっと姿勢が悪いだけ」で済ましていませんか。実は、恐ろしい事態になることもあるんです。早速、猫背を治して、背筋を伸ばして進んでいきましょう。
猫背の弊害
猫背のせいで、こんなにいろいろと困ったことがあるんです。
・肩こりや腰痛を引き起こす
・頭痛の元になる
・眼が疲れる
・肺や心臓を圧迫して、体の調子が悪くなる
・胃腸を圧迫して、便秘や下痢になる
・新陳代謝が悪くなり、肥満する
・月経の周期を狂わせる
・自律神経のバランスが崩れて、イライラしたり、精神的に不安定になったりする
・老けて見える
猫背のセルフチェック
自分が猫背かどうか、チェックしてみましょう。「自分は猫背じゃない」と思っていても、案外猫背だったということも多いですよ。
まず、壁を背にして立ちます。後ろに下がって、自然に背中を壁につけます。
壁に、頭と背中とお尻が均等につき、壁と腰の間に、片手がギリギリ入るくらいのすき間がある人は、問題ありません。
壁と腰の間に、コブシが入るほどの大きなすき間がある人は、「S型猫背」と呼ばれます。骨盤が前傾して、下腹がポッコリ突き出しています。ハイヒールを履く女性がなりやすいといわれます。
反対に、壁と腰がすき間なくベッタリくっついている人は、「腰猫背」です。重労働をする人や、年配の人によく見られます。
腰のすき間は普通で、背中が壁にベッタリついて、頭が壁につかない人は、「背中猫背」です。PCで作業をする人に多いです。
肩が壁につき、頭が壁につかないで前に出ている人は、「首猫背」です。首猫背は、「ストレートネック」ともいわれます。
タイプ別の猫背改善ストレッチ
両膝を揃えて床につけ、立て膝立ちをしてみましょう。そして、背中をスッと伸ばします。そのときの感じが、猫背が治った時の感覚です。それを目指して、ストレッチしましょう。
S型猫背
横になり、壁に脚をつけて行う方法です。
壁に寄りかかって治す方法もあります。
腰猫背
椅子に座って行います
背中猫背
大胸筋中心のストレッチです
首猫背(ストレートネック)
椅子に座って行いましょう
日常生活での注意点
猫背の人は、上にあるようなストレッチで、改善するとともに、これから書くようなことに注意して、元に戻らないようにしましょう。まだ猫背になっていない人も、予防のために気をつけましょう。
寝ているときに
寝るときは、横向きやうつぶせで無く、仰向けになって寝ましょう。
猫背のせいで仰向けでは苦しい場合は、膝を曲げて寝ましょう。膝の下に、丸めたタオルやクッションなどをあてがうと、楽に曲げていられます。
また、腰の下に、四つ折りにしたバスタオルを敷いておくと、寝ている間に、横向きやうつぶせになることを防げます。
枕は、低くて固めのものを選び、後頭部では無く、首の下に入れるようにします。
寝ている間に猫背を治す、別の方法もあります。固めの寝具の上に寝て、多めに寝返りをうって、体のゆがみをやり方です。
自分に合った方法を採用しましょう。
スマホを見るときは
スマホを持つ手は、ヒジから手の甲まで、真っ直ぐ一直線になるよう意識します。反対側の手を、手のひらを下にして、スマホを持つ手の脇の下にはさみこむように添えます。これで自然に姿勢もよくなります。両手でスマホを操作するときも、手を真っ直ぐにする意識を忘れないようにしましょう。
PCの操作の時
オフィスでパソコンを使うときは、椅子に深く腰掛けて、背を伸ばします。椅子にクッションを置くと、姿勢を保ちやすくなるので、試してみてください。丸めたタオルでも良いです。自分に合った丸め方を試行錯誤してください。座っているとき、足は組まないようにしましょう。
モニターは、視線がほんの少し下を向く程度の位置で調整し、眼とモニターは40cmくらい離しておきます。
キーボードやマウスは、ヒジを直角にして使えるような位置に置きましょう。
歩くときは
歩くときは、みぞおちのあたりから脚が生えているような意識を持ちましょう。
また、手のひらとヒジの内側を、前方に向けて歩くのも効果的です。
時々、つま先立ちで歩く訓練をすると、背筋が伸びるので、やってみましょう。
猫背矯正用のスニーカーを使って見るのも良いかもしれませんね。