空腹時にお腹が鳴って恥ずかしい!音を消すには?
お腹がすいて、「グー」と鳴ったりしたら恥ずかしいですよね。特に、来客中や会議中だったりしたら、「穴があったら入りたい」となりますね。
そんなときどうすれば良いのか、まとめてみました。
どうしてお腹が鳴るんでしょう
お腹がすくと、胃がキュッと縮まります。そして、胃の中の食べ物の残りかす・飲み込んだ空気・水分などが激しくかき混ぜられて音が出るのです。胃に何が入っているか、胃のどこが動くかで、音の大きさや音色が違ってきます。
胃が縮むと、連鎖的に小腸も縮んで音がしますが、こちらの音は、胃の音よりずっと小さくて目立ちません。
こうやって、胃や小腸の掃除をして、次に食べ物を受け入れる準備をしているわけですね。
胃が縮むのは、血液中の血糖値が下がったときに十二指腸から分泌される「モチリン」というホルモンの作用ですが、このホルモンは、90分から120分間隔で増えたり減ったりします。お腹がすいてグーグー鳴っても、しばらく我慢していると鳴らなくなるのは、そのせいですね。
音が鳴らないようにするには
お腹が鳴るのは、健康のあかしです。本当ならうれしいことですが、TPOによっては困ることもありますね。
そこで、とりあえず音が鳴らないようにするには、次のような方法があります。
空気を飲み込まない
空気を飲み込むと、それが胃にたまって、鳴る音が大きくなります。
早食いをすると、唾と一緒に空気も飲み込んでしまいます。よく噛んでゆっくり食べるようにしましょう。
麺類や汁物を、すすって食べるのも、胃に空気を送り込むことになります。
炭酸飲料やガムも空気を飲む原因になります。
口呼吸すると、空気を飲み込みがちです。鼻呼吸に改めましょう。
ストレスがあっても、口が乾いて、唾を飲み込むことが多くなります。
猫背の場合も、肺が圧迫されて呼吸が浅くなり、口が乾いて唾を飲み込むので、空気を飲んでしまいます。猫背は、他にも健康に良くないので、治しておきましょう。
背筋を伸ばして腹式呼吸
お腹が鳴りそうになったら、お腹にぐっと力を入れて、背筋をピンと伸ばしてみましょう。そして、しばらく、腹式呼吸を続けます。このとき、空気を吸い込んだら、お腹に力を入れて膨らませたまま、可能な限り息を止めてから息を吐くようにすると、一層効果的です。
ちょっと何かを食べる
会議の前とか、面談の前など、お腹が鳴っては困るときの前に、ナッツ類・一口チョコレート・ゼリー・コンビニの低糖質スナックなどをつまんでおきます。くれぐれも食べすぎないように!
ツボを押す
手の「合谷(ごうこく)」というツボは、お腹がなるのを防いでくれ、空腹も鎮めてくれます。
親指の付け根の骨と人差し指の付け根の指の交わる辺りです。
「気海(きかい)」というおへその下のツボも、お腹が鳴るのを防いでくれます。
胃を抑える
指を2・3本揃えて、胃の箇所を上からグッと抑えたり、手のひらやコブシで、軽くトントンと叩いてみるのも、効果があることがあります。叩く場合は、できれば背中の方から叩くほうが効きます。