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おかゆは、本当は消化に悪い?病気の時は何を食べれば良い?

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 風邪で寝込んだり、胃腸の調子が悪かったりしたら、おかゆを作って食べる人も多いでしょうね。

でも、そういうときに、必ずしもおかゆが向いてないと言われているのは知っていましたか?

これから、その理由を説明します。

なぜおかゆは消化に悪いのか

唾液には、でんぷんを麦芽糖に分解するβアミラーゼという消化酵素が含まれています。ご飯をを食べるときは、よく噛んで、唾液を混ぜ合わせると、この酵素の働きで良く消化されるのです。

ところが、柔らかくて、噛みごたえのないおかゆの場合、つい、よく噛まずに、飲み込むように食べてしまうため、かえって、消化されにくいのです。

おかゆを作るときには、米粒が柔らかくなるまで煮込むので、米粒の表面の硬い部分がはがれ落ちて、おかゆに紛れ込んでいます。それを、ろくに噛まずに食べてしまったら、胃に大変な負担をかけることは想像が付きますね、

ではどうすれば良いのか

おかゆが消化が悪いのは、よく噛まないからだとしたら、どうしたら良いんでしょう。

答えは簡単-よく噛めば良いんです。少なくとも、一口ごとに30回、できれば50回噛むようにします。

また、おかゆを食べるときは、梅干しを一個添えましょう。唾液の出が良くなって、消化が良くなります。

梅干しには、疲労回復効果や殺菌作用もあるので、その意味でもおすすめです。ただ、刺激もあるので、二個・三個と食べない方が良いですね。

おかゆに卵を入れるのも、栄養の点から推奨できます。

おかゆの代わりに、柔らかく煮込んだうどんも、病気の時の食事に向いています。もちろん、よく噛むことが前提です。

病気の時・食欲がないときに

食材は、温めて食べるようにします。野菜も、生ではなく、煮て柔らかくします。

脂肪分は、消化器に負担をかけるので、肉を食べるときは、鶏のささみのような脂肪分の少ない肉にしましょう。

タンパク質の補給には、湯豆腐などが向いています。

また、少しずつ、一日に5~6回に分けて食事をした方が良いでしょう。

風邪の時や胃腸の調子が悪いときは、脱水状態になりやすいので、経口補水液・ミネラル麦茶などで補給しましょう。

ただし、体を冷やさないように、冷やして飲まないのが肝心です。