心と身体のチューンナップ

精神も身体もメンテナンスして快適に過ごしましょう

おへその手入れしてますか?ゴマは取った方がいい?放っておくと大変なことも

f:id:marverickjp:20170413142000j:plain

お風呂に入っても、おへその手入れまではあまり気にしていない人もいるのではないでしょうか。

それに、昔から、「へそのゴマを取ってはいけない」なんて言われるので、触らぬ神にたたり無しという感じで、余計なことをしないで放っているかも知れませんね。

本当は、おへその手入れはどうすれば良いのか、まとめてみました。

おへそのゴマの正体は

おへその「ゴマ」は、垢・皮脂・汗・毛・石鹸のかす・服の線維・ホコリなどが入り交じって固まったものです。

へそのゴマには、なんと1グラムあたり約120万個の細菌が含まれているそうです。これは、便器の水の約4千倍にもなるそうです。

でも、安心してください。へそのゴマに生息している細菌には、人体に有害なものは、ほとんど含まれていないのです。

おへそのゴマは取らない方が良い?

有害なばい菌が含まれていないからと言って、昔からの言い伝えのように、そのまま放置した方が良いのでしょうか?

おへそが深いタイプの人は、おへそに汗がたまって、強烈な臭いを発することがあります。

また、おへそに傷ができて、そこから雑菌が入り込むと、「臍炎(さいえん)」という炎症を起こすことがあります。臍炎ができると、おへそが痛んだり、膿が出たりします。

おへそのゴマも、あまりに巨大化すると、医者で取ってもらうしかなくなります。

また、瘤のようにふくらむ粉瘤(ふんりゅう)になることもあります。

つまり、おへそは、体の他の部分と同じように、きれいにしておく必要があると言うことですね。

ちなみに、「おへそのゴマは取るな」という言い伝えは、無理におへそのゴマを取って、へその内側の皮膚を傷つけて炎症を起こしたり、おへそのすぐ下にある腹膜や腸を刺激してお腹が痛くなったりすることを戒めるためにできたようです。

もちろん、正しい方法で手入れをすれば、何の問題もありません。

おへその正しい手入れとは

お風呂に入って、おへその中もふやけたところで、タオルの端の方を指にまきつけて、石鹸をつけます。タオルを巻いた指を、おへそに差し入れて、2~3回くるっと回します。決してゴシゴシこすったりしないでください。すぐにキレイにならなくても、しばらく洗っているうちにキレイになると思っていましょう。

週に2~3回洗いましょう。

もう少し丁寧に、油を使ったお手入れ法もあります。

オリーブオイル(またはベビーオイルやクレンジングオイル・ハンドクリーム・ワセリン・馬油など)と綿棒・ティッシュを用意します。

仰向けに寝て、おへそにオイルを垂らします。そのまま、10分から15分ほど待ちます。このとき、おへそに、ラップをかぶせておくと、ゴマが溶けやすくなります。

ゴマが溶けてくるので、ティッシュでオイルを拭き取ります。その後、綿棒をおへその穴にいれて、そっとゴマを掻き出します。無理して取ろうとすると、お腹が痛くなります。最後に、残ったオイルを良く拭き取ります。

おへそが痛い!何なのでしょう

おへそのゴマをあまりに放置していると、巨大化して臍石(さいせき)と言うものになって、おへその皮膚を圧迫して痛むことがあります。

それほど育ってなければ、上に書いたオイルによる除去法で、オイルをおへそに入れておく時間を長くすれば取れますが、うまく取れないときは、皮膚科で軟膏を塗ったり切開したりして取ってもらうしかありません。

また、傷んで膿が出るときは、雑菌が入って臍炎(さいえん)を起こしていると考えられます。皮膚科で抗生物質を処方してもらう必要があります。

まれな病気ですが、尿膜管遺残症(にょうまくかんいざんしょう)でおへその下あたりが痛むこともあります。

おへその内側が痛いときは、胃腸の病気の可能性があります。便秘で痛むこともあります。お医者さんに相談してみましょう。