寝相が悪い原因と寝相を良くする方法 バンザイ寝をしていませんか
朝起きたときや、夜中に目を覚ましたときに、とんでもない格好をしていることはありませんか。
誰かと旅行に行ったときなどに恥ずかしい思いをするだけでなく、あなたの体からのサインかも知れません。
寝相がものがたることに耳を傾けてみましょう。
寝相が悪いとは
寝相が悪いとは、次のようなことですね
・寝返りをうつ回数が多い
・ヒザを曲げて寝ている
・うつ伏せで寝ている
・バンザイをするように両手を上に伸ばして寝ている
・掛け布団や毛布がどこかに行ってしまう
・枕が頭から外れる
・寝ている間に体の向きが変わってしまう
寝相の悪さの原因
睡眠の環境の悪さ
寝ているときの環境が悪いと、眠りが浅くなって、何度も寝返りをうち、寝相が悪くなってしまいます。
自律神経の乱れ
ストレスがあったり、寝る前にスマホなどのブルーライトを浴びたり、寝る前に暴飲暴食をしたりして、自律神経が乱れると、よく寝られなくて、寝返りが多くなります。
脳の働きの問題
寝ている間に、脳が身体をうまくコントロールできないせいで、からだが思わぬ動きをすることがあります。
夢遊病
夢遊病は、「睡眠時遊行症」や「夢中遊行症」とも呼ばれる、睡眠中に起きる異常行動のことで、子供に多く見られますが、大人でも、アルコールや薬物・強烈なストレスなどの影響などで起きることがあります。
寝ている最中に、意識が覚めないまま起き出して、短くて30秒から長くて30分くらいの間、歩き回ったり、なにかの作業をした後、また、眠りにつきます。
睡眠時摂食障害の場合は、起き出して、無意識のまま冷蔵庫などを開けてものを食べたり、調理して食事を作って食べたりすることがあります。
後になっても、そのときの記憶はありません。
寝言
寝ている間に言葉を発するのが「寝言」ですが、脳が休んでいて体がある程度覚めている「ノンレム睡眠」のときは、発音がはっきりしていることが多いです。これは、発音に関係する喉やアゴなどの筋肉が動くことができるからです。
反対に、脳はある程度活動していて体は休んでいる「レム睡眠」のときは、声を出すのに使う筋肉が緩んでいるため、ムニュムニュといった何を言っているのか分からないような寝言になります。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群の場合、寝相が悪くなって体を良く動かすことが多くなります。
また、手足をバタバタ動かしたり、バンザイをするように手を伸ばしたりします。
座った姿勢で寝ることもあります。
背中や肩・首の筋肉のコリ・硬さ
猫背やストレートネックで背骨がゆがんでいたり、背中の筋肉が硬くなっていると、肋骨の動きが悪くなって、呼吸が浅くなってしまいます。
すると、無意識のうちに、バンザイの姿勢になって、肋骨を上げて、呼吸を楽にしようとします。
肩や首の筋肉がこわばっているときも、体が自然にストレッチをして、バンザイの形になります。
寝相の改善法
寝る環境を整える
湿度は50%程度、温度は布団のなかで33℃程度・室内で冬場は20℃程度、それ以外の季節は25度程度が、安眠に良いとされます。そううまくは調整できないし、個人差もありますが、なるべく自分の寝やすい温度・湿度に近づけましょう。
敷き布団は、柔らかすぎると、体が沈み込んで、背骨が曲がったり、寝返りをうちにくくなったりするので、適度な硬さのものを選びましょう。
枕も、高すぎても低すぎても安眠できません。自分に合った枕を探しましょう。
猫背やストレートネックは、寝相を悪くするので治しておきましょう。
寝る前に飲み食いしたり、スマホやパソコンから出るブルーライトを浴びると、自律神経が乱れて、寝相が悪くなるので、控えておきましょう。
蛍光灯の豆電球も、安眠を妨げて、寝相を悪くしている可能性があります。一度、真っ暗にして寝て、つけているときと比べて、寝心地はどうか試してみるのも良いですね。
まわりで騒音がする場合は、耳栓を使って見ましょう。
肩胛骨をほぐす
肩胛骨まわりのストレッチをしてほぐしておくと、安眠しやすくなります。