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ささくれが出来て痛いとき、どう処置すれば良い?大変なことになることも

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激痛というわけではないけど、なんだか地味に痛くて気になる「ささくれ」(西日本では、「さかむけ」ともいいます)。扱い方によっては化膿することもあるので、できてしまったらどうしたらいいのか調べてみました。

「ささくれ」ってどうして出来るんでしょう

指のささくれには、爪に隣接する皮膚のささくれと、爪の端から小さな爪が生えてくる「小爪」と呼ばれるものの2種類があります。

・乾燥

 空気が乾燥しているときはもちろん、石鹸・洗剤・シャンプー・消毒用アルコールなども手の水分・油分を取り去って、乾燥させてしまいます。すると、指の表皮がもろくなって、ささくれだってしまいます。

・栄養の偏り

 爪を作っているタンパク質や肌の状態を良くするビタミン・ミネラル類が不足することで、ささくれが出来ることがあります。

・PC、スマホ作業

 パソコンのキーボードやスマホのタッチパネルを長時間操作していると、指先が乾燥して、ささくれが出来ることがあります。

・ネイルケア

 除光液を使うと、爪やその周辺の油分が取り去られて、乾燥して、ささくれが出来ることがあります。

 また、爪の甘皮をニッパーで処理するときに、うまく出来ないと、皮膚を傷つけてささくれが出来ることがあります。

・爪をいじる癖

 爪を噛んだり、爪の根元を押す癖があると、爪周辺が乾燥したり、刺激を受けて、ささくれができやすくなります。そうしてできたささくれを、癖で、噛んだり押したりしているうちに悪化します。

ささくれが出来たときは

ささくれが出来たときに、無理に引っ張って取ったりすると、傷になったり、血が出たりすることがあります。

そして、そこから雑菌が入り込んで、化膿することもあります。そして、場合によっては、「瘭疽(ひょうそ)」や「カンジダ性爪周辺炎」「肉芽腫」のような病気になって、治療が長期化することもあるので、注意が必要です。

爪切り・ネイルニッパー・先の細いはさみなどで、根元から切るようにします。もし、袖口等に引っかけて血が出ているようなときは、それらの道具を、アルコールなどで消毒してから使いましょう。

その後、ハンドクリームや軟膏・ワセリンなどで保湿します。

傷ができているときは、液体絆創膏などで保護しておけば安心です。

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ささくれに菌が入り込んで腫れたり痛んだりしたときや、膿が溜まったとき、なかなか治らないときは、瘭疽などになっている可能性もあるので、皮膚科・整形外科・内科などに行きましょう。

ささくれの予防

・タンパク質、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンE、鉄分などを充分に取りましょう。

・水仕事などのときは、ゴム手袋をしましょう。

・水仕事の後は、ハンドクリームなどで保湿しましょう。