カラダの不調が顔で分かる!?早速、鏡でチェックしましょう
あなたが毎日見ている鏡ですが、お肌の調子や、お化粧ののり具合以外にも、あなたのカラダの調子も映し出しているかもしれません。
アカンベーをしてみましょう
鏡の前でアカンベーをして、まぶたの裏側を映してみましょう。粘膜部分は、普通は赤いのですが、白っぽい場合は、貧血になっている可能性があります。
貧血の原因は、鉄分の不足・生理・消化器や痔の出血などがあります。
また、粘膜が青白い場合は、ストレスがたまっていることが考えられます。
もし、白目のところが、黄色くなっていたら、肝臓病・胆管の詰まり・瞼裂斑(けんれつはん:眼にできるシミ)などかもしれません。
黒目と上まぶたの間に白目が見える場合は、パセドウ病の症状でで上瞼が上に引っ張られていることも考えられます。
眼の下にクマがあるときは、腎臓に問題があることもあります。
おでこはどうですか
おでこを観察してみましょう。ニキビができていれば、シャンプーの洗い残しや前髪のよごれのせいのこともありますが、胃腸が弱っているせいかもしれません。
鼻を見てわかること
東洋医学では、鼻の頭にできものができるのは、心臓の不調の可能性があると考えられています。
鼻が赤くなっているのは、酒さ(しゅさ)と呼ばれますが、原因としては、飲酒・喫煙・脂っこいものや甘いものの食べ過ぎ・便秘・ステロイドの副作用・ビタミンB2不足などがありえます。
口周りでわかること
口の周りや唇が赤紫色になることを、「チアノーゼ」といいますが、冷たいプールに入っていたときなどになった経験がある人も多いのではないでしょうか。でも、場合によっては、心臓や肺に問題があることもあるんです。
口の一番ハジのところ、上唇と下唇の合わさるところを口角といいますが、ここが炎症を起こして切れるのを、「口角炎」といいます。食事をしようとしたり、大きな声を出そうとして、口を開けると、痛ッ!となったことはないですか?
ひどくなると、血が出ることもあります。
口角炎の原因は、胃の不調・ビタミンB2やB6の不足・睡眠不足・ストレス等です。
唇が腫れたり、切れて血が出たりする口唇炎(こうしんえん)になる原因は、アトピー・口紅や歯磨き粉等の刺激・ビタミンB2やB6の不足・胃腸の不調等です。
自分の舌も、鏡で見てみましょう。舌のフチのところが、ギザギザになっていて白っぽい場合、本来の位置より舌が下がっている、「低位舌」(ていいぜつ)の可能性があります。舌が下がっているせいで、下の歯の形が刻まれて、ギザギザした感じになり、汚れが落ちにくいので、白っぽく見えます。
低位舌の場合、睡眠時無呼吸症候群・歯周病・二重あご・誤嚥性肺炎などのリスクが高まります。
健康な人の舌の場合、舌の表面に、ある程度、白いザラザラしたものがあります。これは、糸状乳頭といって、ものを舐めたときに、ヤスリをかけたようにこそぎ取る役割があります。
その白いザラザラがなくて、舌が朱色っぽくてツヤツヤしてる場合、「平滑舌」(へいかつぜつ)かもしれません。平滑舌の主な原因は、ドライマウスです。
赤ら顔の場合
顔全体に赤みがある「赤ら顔」の場合、顔の皮膚が薄くなっているとかステロイドの副作用などのせいが多いのですが、肝臓の機能低下・糖尿病・心臓病などで、顔が不自然に赤くなることがあります。
気になったら病院に行きましょう
色々書いてきましたが、自分の顔を見てわかることは、あくまで目安に過ぎません。不調等があれば、医師に見てもらいましょう。