朝起きてすぐにしてはいけないこと した方が良いこと
あなたは、朝起きて、まず何をしますか?何気なく毎朝やっていることでも、実はカラダに良くないこともあるんです。反対に、やった方が良いこともあります。それらを紹介しますので、明日の朝起きたら、是非!
朝こんなことはやってはNG
スマホやPCのチェック
朝起きてすぐ、つい気になって、スマホやPCをチェックする人も多いでしょうが、ついダラダラと余計なものまで見て、朝の貴重な時間を無駄にしかねません。
また、液晶画面をじっとみていると、まばたきの数が通常の四分の一くらいまで減って、朝から眼も脳も疲れてしまいます。
どうしても見なくてはいけない場合を除いて、チェックはやめておきましょう。
朝風呂
睡眠中には、冬でもコップ一杯分、夏場の汗をかく時期には多いと1ℓの水分が失われます。そのため、朝起きてすぐは、「血液ドロドロ」状態なのです。この状態でお風呂に入ると、血管が詰まって大変なことになりかねません。
また、急に血圧が上がって、心臓に負担がかかります。体が温まってスッキリしても、体が冷めていくと、かえって眠くなったりします。
朝食前の空腹時に入浴すると、胃酸過多になって、胸焼けがしたりします。
朝風呂に入るにしても、起きて1時間ほどして、充分に水分を補給してからにしましょう。
朝風呂でなく、朝シャワーは、血行を良くしたり、シャキッとするのでお薦めです。ただし、いきなり頭からシャワーを浴びると心臓に負担がかかったりするので、足先から徐々に上の方に向かってシャワーしましょう。
シャワーのついでにシャンプーをすると、頭皮の皮脂が取れて、日中、紫外線のダメージを受けやすくなってしまいますので、やめておいたほうが良いです。
コーヒー
朝一番にコーヒーを飲むという人も多いでしょうが、実は、朝一のコーヒーは、インスリンの働きを悪くして、血糖値を上げてしまいます。朝起きてすぐは、睡眠中に失われた水分を補充するために、白湯(さゆ:いったん沸かしてから冷ました水)か常温の水を飲みましょう。
コーヒーを飲むのなら、朝食時にしましょう。
喫煙
寝ている間にニコチンが切れているところに、朝一番でニコチンを補給すると、血管が急に収縮して、体に負担をかけます。
ペンシルバニア州立大学での研究によると、朝一番での喫煙は、肺がんや口腔がんのリスクを高めるそうです。
ハードな運動
運動は、体に良いものですが、起き抜けは、筋肉が硬くなっているので、怪我をしやすいのです。また、血管が収縮しているので、心筋梗塞や脳梗塞の危険性もあります。特に、ある程度の年齢になっている人は、危険です。
朝運動する場合は、起きて30分以上経って、朝食を取った後で、良く準備運動をしてから、無理のない範囲で行いましょう。
ひげ剃り・ごしごし洗顔
起きてすぐは、顔が少しむくんでいるので、うまくひげが剃れません。少なくとも起きてから15分から30分経ってからにしましょう。
また、朝、あまりごしごしと顔を洗うと、天然保湿因子(NMF)が取れてしまったり、肌が薄くなる菲薄化(ひはくか)が起きたりします。特に、乾燥肌の人は、洗顔料を使うと、乾燥がひどくなります。自分の肌質に合わせた洗顔をしましょう。
スッキリしたくて冷たい水で洗顔すると、急激な温度変化のせいで、赤ら顔になることもありますから、注意しましょう。
朝起きたらやった方が良いこと
朝日を浴びる
朝起きて、日の光を浴びると、脳内ホルモンのセロトニンの分泌が活発になります。セロトニンは、「幸せホルモン」と言われるように、精神を安定させてくれます。また、セロトニンは、時間が経つと、眠りを促すホルモンのメラトニンに変わるので、夜よく寝られるようになります。
朝日を浴びると、体内時計もリセットされて、快調な一日のスタートを切ることができます。
歯を磨く
朝起きてすぐは、口の中に雑菌が繁殖しています。その中に含まれる「プロアテーゼ」という酵素のせいで、風邪を引きやすくなったり、インフルエンザになりやすくなったりします。起きたときに歯を磨くことで、プロアテーゼを取り除けます。
歯は朝食後に磨きたいというのなら、朝一番で、リステリンのような洗口液で、口の中をキレイにしましょう。
ストレッチをする
朝、ストレッチをして、硬くなった体をほぐして、血行を良くしましょう。