目薬、正しくさせてますか?NGな使い方でかえって悪化することも!
何かと眼を酷使する現代人に、目薬は、「必需品」といえますが、使い方を誤ると、眼の疲れが取れるどころか、かえって眼にダメージを与えてしまいます。
効果的に目薬をさすやり方を、次の一滴の前に、読んでおいてください。
まず手を洗ってください
目薬をさすときは、蓋を開けるときなど、差し口あたりについ手を触れがちです。また、さすときに、まぶたを指先でおさえる人もいますね。汚れた手でそれをすると、そこから雑菌が入って、感染症などにかかる恐れがあります。
石鹸で良く手を洗ってからさしましょう。
さすときの注意
目薬を顔に近づけすぎて、まつげ・まぶた・眼球などに触れると、そこから目薬に雑菌が入り込むので、注意しましょう。
さすのは、一滴で充分です。何滴もさしても流れて無駄になります。
さした後は、2~3分ほど、眼を静かに閉じて、顔を下に向けて、目薬が行き渡るようにします。眼をパチパチさせると、鼻や喉のほうに流れていってしまいます。
流れ出た目薬は、清潔なティッシュやガーゼで拭き取ります。
二種類以上の目薬をさすときは、5分以上間を開けてください。
差し口からシャボン玉のように目薬の膜が出ていても、口で吹いて破裂させたりしないでください。口から雑菌が飛び出します。
キャップにも気をつけて
さすときに外したキャップは、上向きに置くと雑菌がつくので、横向きに置いておきましょう。
目薬の保存法
目薬は、直射日光の当たらないところに保存してください。
「冷所保存」と書かれている目薬は、冷暗所で保管してください。
いったん開封した目薬は、2~3月以内に使い切るようにしましょう。その前でも、濁っているようでしたら、使用しないでください。
あとで解説する防腐剤の入っていない目薬の場合は、指示された期間内に使い切ってください。
血管収縮剤に注意
目薬の「血管収縮剤」は、眼の充血を改善させるために配合されています。
しかし、眼の充血は、疲れた眼に酸素や栄養を送り込むために、血管が太くなっているという、自然治癒力の現れです。
血管収縮剤で無理に血管を細くしても、酸素や栄養が必要なので、血管はまた太くなります。それをまた無理に細くすることを繰り返しているうちに、血管は太いまま元に戻らなくなってしまいます。
薬で充血を抑えるのは、見た目には良いかもしれませんが、眼の健康のためには良くありません。
目医者さんが、市販の目薬を勧めないのも、主に血管収縮剤のせいです。
できるだけ、血管収縮剤の入っていない目薬を選びましょう。
血管収縮剤には、塩酸ナファゾリン・塩酸テトラヒドロゾリン・塩酸フェニレフリンなどが使われるので、パッケージの成分表をよく見て確認してください。
防腐剤にも注意
目医者さんが、市販の目薬を勧めないもう一つの理由は、防腐剤が含まれているからです。
防腐剤が含まれていないと、開封してからすぐに使えなくなってしまうのです。
でも、防腐剤は、角膜や結膜に炎症をおこすことがあります。また、長期間使い続けると、眼を傷つけることがあります。
特に、ドライアイの人やコンタクトを使っている人には、防腐剤はダメージを与えます。
防腐剤として使われるのは、塩化ベンザルコニウム・ソルビン酸カリウム・パラベン等なので、パッケージを見て、これらを含まないものを選びましょう。
もちろん、防腐剤が入っていないので、決められた期間内に使い切る必要があります。
「第3類医薬品」を選びましょう
市販の医薬品は「第1類」「第2類」「第3類」に区分されています。数字が少ないほど、効き目は大きいけれど、その分危険性もある成分が含まれているのです。
目薬の場合「第2類医薬品」のものが多いのですが、血管収縮剤や防腐剤の含まれていない「第3類医薬品」のもののほうが、安心して長く使えます。
「ソフトサンティア」や「アイリスCL-Iネオ」などです。
ただし、防腐剤が入っていないので、「ソフトサンティア」は10日くらいで使い切る必要がありますし、「アイリスCL-Iネオ」は、1回きりの使い捨てになります。
「第2類」の目薬を使うときは、目医者さんに相談してみましょう。
右利きなら左手を使ってみましょう 左利きなら右手を使ってみましょう
右利きの人は、細かい作業をするときは、つい右手を使いますね。左利きの人は、親が矯正することが多いこともあって、左手を使ったり右手を使ったり、使い分ける傾向があるようです。(この使い分けを、「クロスドミナント」といいます。)
どちらにしても、字を書くとき・箸を持つとき・ボールを投げるときなど、使う手が決まっている人が多いと思います。
歯ブラシを利き手でない方に持ちかえるだけで開けてくる世界を体験してみませんか。
どうして利き手があるんでしょう
どうして右利きや左利きがあるのか、はっきりしたことは分かっていません。ただし、人間の場合、左利きは10%程度なのに対し、人間以外の動物では、右利き・左利きの差があまりないので、脳の働きとなんらかの関係があると考えられています。
レオナルド・ダ・ビンチやアインシュタインのような天才が、左利きだったのも、脳の作用との関係が考えられます。
利き手でない方を使ってみましょう
「手は第二の脳」と言われるように、手の動きと脳の働きには、密接な関係があります。
利き手でない方の手を、普段利き手でやっていることに使うことで、脳が新しい刺激を与えられて活発化します。
また、利き手でない方の手も使うようにすると、感情をコントロールできるようになって、あまり怒りを抱かないようになったり、不眠が治ったりという報告もあります。
集中力や記憶力が高まったという人もいます。
両手が使えるようになるのは、日常生活でもいろいろ便利なので、やってみてはどうでしょう。
まずはちょっとしたことから
カバンをもつ・引き出しを開ける・マグカップを持つ・ホチキスを使う・マウスを使うなどの日常的な動作を、利き手でない方でするようにするだけでも、脳の使ってない箇所が動き出すような、新鮮な感覚が味わえるでしょう。
携帯・スマホの操作を、いつもとは反対の手でやってみるのも効果的です。
歯を磨く
利き手でない方の手を使うトレーニングをするとき、歯磨きから始めるのがやりやすいでしょう。
歯を磨くとき、利き手側の歯は磨きにくいので、磨き残しをしがちですが、右手で左側の歯を磨き、左手で右側の歯を磨くようにすると、良く磨けて、歯垢も取れやすいという実験結果があります。
最初のうちは、うまく手が動かなくてイライラしたり、筋肉が疲れたりします。でも、その不自由な感じのせいで、脳の酸素消費量が増えて、活発化するのです。また、イライラを克服することで、自制心も強くなるのです。
ともかく毎日続けていくうちに、脳が適応して、スムーズに動かせるようになってきます。
逆利き手ダイエット
逆利き手ダイエットというのは、利き手でない方の手で、お箸やスプーンを持って食事をするやり方です。
このダイエット法のポイントは、利き手でない方を使って食事をすると、どうしても時間がかかってしまうという点にあります。
食事をすると、血管中の血糖値が上昇して、それを脳の満腹中枢が感知して、満腹感を感じるのですが、食事を始めてから、脳が満腹感を感じるまでには、15分ほど時間がかかります。
つまり、15分以内にササッと食事を済ませてしまうと、満腹感を感じられないまま、つい食べ過ぎることがあるのです。
また、時間をかけてよく噛むことで、代謝が活発になり、小顔になる効果も期待できます。
お箸の動かしかたは、とても微妙なので、3ヶ月くらいは、うまく使えずに、逆利き手ダイエットの効果があるでしょう。
そのうち、逆利き手でも、上手に食事できるようになりますが、その後もやはりゆっくり時間をかけて、よく噛んで(一口30回程度)食事をするようにしましょう。
字を書く
利き手でない方の手で字を書くのは、かなり大変なので、よほどのモチベーションがないと続かないでしょう。上に書いたようなことをするだけで、それなりの効果はあるので、無理をしたあげく挫折して、全てを放り出すというようなことにならないようにしましょう。
ヘッドホンやイヤホンの思わぬ3つの危険性-音楽を安全に楽しむために気をつけること
ヘッドホンやイヤホンで、好きな音楽を聴くのは楽しいですよね。音楽を聴きながらジョギングやウオーキングする人も多いですね。電車の中で、語学の勉強をしたり、ビジネス書の音声を聞く人もいますね。
でも、そこに、思わぬ危険性が潜んでいるのを知っていますか。再生を開始する前に、ちょっと読んでおいてください。
音響外傷の恐ろしさ
ロックコンサートやクラブで、大音量にさらされたとき、内耳の細胞が傷つけられて、耳が聞こえにくくなることがあります。これを、「音響外傷」と呼び、よほどひどい場合でなければ、そのうち元に戻ります。
でも、それ程大きい音でなくても、ヘッドホンやイヤホンで、ずっと音楽などを聴いていると、音響外傷の症状が出ることがあります。これを、「ヘッドホン難聴」や「イヤホン難聴」と言います。
スピーカーで音を聞くときは、耳に届くまでに、周波数の高い音は弱くなりますが、耳のすぐそばで鳴らすヘッドホンの場合、高音も衰えずに耳に入ってきます。
そんな音を長時間聴き続けると、それ程大音量でなくとも、内耳の細胞は、傷ついてしまうんです。
ロック会場での一時的な難聴と違って、ヘッドホン難聴は、いつの間にか少しずつ進行して、気がつかないうちに大変なことになっていたということがあります。
何人かで話をしているときに声が聞き分けられない、騒がしいところで相手の声が聞こえにくい、離れたところから呼びかけられたとき気づきにくいなどの症状が出たら、経度の難聴になっている可能性があります。
ヘッドホン難聴にならないために
いったんヘッドホン難聴になってしまったら、根本的な治療法はありませんので、予防が大切です。
まわりで雑音がするたびに、ついプレーヤーのボリュームを上げてしまいがちですが、そこはグッとこらえて、適正な音量を保ちましょう。
人に話しかけられても気づかないとか、後ろから自転車が近づいてきても分からないようでしたら、明らかに音が大きすぎます。
ヘッドホンやイヤホンは、なるべく外部の音をさえぎるものを選べば、電車の中などでまわりがうるさいときでも、それ程ボリュームを上げずに済みます。
ヘッドホンなら密閉型、イヤホンならカナル型(耳栓のように耳の穴にフィットするタイプ)ですね。カナル型のイヤホンは、耳の近くにスピーカを置くようなものなので、特に音量に気をつけてください。
ノイズキャンセリング式(まわりの騒音を相殺する方式)のものなら、更に音を絞れるので、お薦めです。
疲れているときや、体調の悪いときは、特に耳が傷つきやすいので、音をしぼり、あまり長く聴かないようにしましょう。
しばらく音楽を聴いたら、その3倍の時間は、耳を休ませるようにします。
そして、耳が詰まった感じがしたり、耳鳴りやめまいがしたりしたら、当分音楽を聴くのはやめて、それでも良くならないようでしたら、耳鼻科のお医者さんに診てもらいましょう。
外耳道真菌症の恐怖
イヤホンには、別の危険性があります。それが、外耳道真菌症です。
これは、イヤホンをずっと使っていると、耳の穴が蒸れて、真菌(カビ)が繁殖する病気です。
耳の穴が痒かったり、痛んだり、耳が詰まった感じがしたり、耳だれが出たりします。
カナル式のイヤホンは、ヘッドホン難聴を防ぐには有効ですが、密閉性が高いので、困ったことに、外耳道真菌症になりやすいのです。
外耳道真菌症を防ぐには、時々イヤホンを外して、耳の穴に空気を通すとともに、耳を休ませましょう。
イヤホンではなくヘッドホンを使うようにするのも良いですね。
イヤホンにはバクテリアの危険も
イヤホンは、カバンの中にしまったり、机やテーブルの上に置きっ放しにしたりしますよね。
そのときに、イヤホンの表面に、バクテリアが大量発生して、耳の感染症になりやすくなったりします。
また、他人とイヤホンの貸し借りをしても、バクテリアが発生しやすくなります。
時々、除菌ウェットティッシュや少し石鹸をしみこませた布などで拭きましょう。
あなたの脳は疲れていませんか?すっきりリセットする意外な方法
頭が疲れて、ボーッとすることってありますよね。でも、自分でも気づかないうちに、脳に疲労が蓄積していて、脳が鈍感になっているせいで、そのことが分からないなんて、おそろしい事態になっていることもあるんです。
脳が疲れるとどうなるのか、回復するにはどうしたら良いかまとめてみました。
脳が疲れているとどうなる
脳が疲れていると、次の様な兆候が現れます。チェックしてみましょう。
・休みの日には、何もする気にならない
・仕事に集中できない
・ミスが多くなる
・仕事がはかどらず、何かに追われているようだ
・よく知っているはずのことをとっさに思い出せないことがある
・読書をしたりテレビを見ても、内容が頭に入ってこない
・これまで興味があったことに、関心が薄れる
・なかなか決断できずに、優柔不断になる
・頭が重い、頭痛がする
・肩がこったり、腰が痛かったりする
・手足が冷える
・眼が疲れたり、光をまぶしく感じる
・手や脇の下に汗をかきやすい
・動悸や息切れがある
・寝付きが悪かったり、夜中に目が覚めたりする
・いつでも眠気を感じる
・人と会うのが億劫だったり、人と会うとイライラするようになった
どうですか。結構当てはまることがあって、心配になった人もいるかも知れませんね。ただし、これらの兆候は、脳の疲れ以外で起きることもあります。必要に応じて、医者に相談してみましょう。ここでは、脳の疲れの解消法を説明します。
脳の疲れはこうして解消
脳のツボを押す
後頭部にある「風府(ふうふ)」というツボは、脳に密接に関係していて、「脳の玄関」と言われています。
背骨に沿って、指を上に滑らせていくと、後頭部の出っ張りに突き当たって指が止まりますね。そこの、ちょっとくぼんだところが風府です。
そこを指で押してみて、気持ち良い感じがしたら、脳が少し疲れている状態で、痛みを感じるようでしたら、脳はかなり疲れています。次第に、風府の感じと脳の疲れの関係も、感じ取れるようになってくるでしょう。
左右の手の親指の先を、風府の上で合わせて、3~5秒ほど、斜め上、眼に向かって押すような感じて、グッと力を入れ、その後、サッと力を抜きます。これを3~5回ほど繰り返します。
家庭用の火を使わないお灸や、お湯に浸したタオルなどを押し当てるのも効果的です。
脳がリセットされるのが感じられると思います。高血圧から来る頭痛や目の疲れにも効果があります。
運動をする
週に2~3回、有酸素運動をすると、脳がリセットされて、認知症のリスクも低下します。
有酸素運動としては、ジョギング・水泳・サイクリング・ウォーキングなどがあります。室内でできるものは、エアロビクス・踏み台昇降・ラジオ体操・ストレッチ・ヨガなどですね。
1回に1時間程度行うのが理想的ですが、体が疲れて、その後の活動に差し支えるようですと本末転倒なので、最初は無理をせず、少しずつ時間を増やしていきましょう。
ブドウ糖を摂る
ブドウ糖は、脳のエネルギー源なので、ブドウ糖を補給できる「高グリセミック指数食品」と呼ばれるのもを摂取すると、脳の疲れに即効性があります。
高グリセミック指数食品は、白米・イモ類・パン類・チョコレート・ワッフル・スイカ・炭酸飲料などです。
ただし、これらの食品は、血糖値を急激に上昇させ、その処理のために大量のインスリンが分泌され、そのせいで、今度は低血糖状態になってしまいます。
食べるにしても、どうしても脳の疲労が激しいときにほんの少量摂るだけにしておくか、そこまで血糖値を上げない「低グリセミック指数食品」である、玄米・果物・牛乳・豆類・野菜などでブドウ糖を補給しましょう。
アロマを使う
アロマは、嗅覚神経を通じて、脳に直接影響を与えます。
特に脳の疲労に効くとされるのは、ローズマリー・ペパーミント・ユーカリなどです。これらを数滴、ティッシュに垂らして、香りを吸い込みましょう。
深呼吸をする
眼を休ませるために眼を閉じて、ゆっくりと鼻から息を吸い込んで、ちょっと息を止め、今度は口からゆっくり吐き出します。しばらくこれを繰り返すと、脳がスッキリしてきます。この時、心を鎮める音楽を聞いても良いですね。
昼寝をする
可能であれば、昼休みなどを使って昼寝をしましょう。10分~20分程度で充分です。
昼寝をする前にコーヒーを飲むと、昼寝が終わる頃にカフェインが効いてきて、脳がスッキリします。コーヒーは、時間をかけてゆっくり飲むと、タイミングが合わなくなるので、一気に飲んで、すぐに昼寝をしましょう。
眠ろうと焦るとかえって眠れません。眼を閉じて、ウトウトするだけでも効果があります。
足が臭いのはどうして?毎日ちゃんと洗っているのに-解決策はコレ!
毎日お風呂でキレイに洗ってるのに、なんだか足が臭う。お座敷に上がったり、誰かのうちを訪ねるのが怖い。そんなことありませんか。
臭いが消えない理由と、臭いを消す対策を調べました。
どうして洗っても足が臭いんでしょう
足の臭いがなかなか取れない最大の原因は、「イソ吉草酸」(いそきっそうさん)という物質です。
足に汗をかくと、一緒に古い皮脂や角質が流れ出すのですが、これを、足の皮膚の雑菌がエサにして、繁殖します。
足は、靴や靴下のせいで、高温多湿なので、細菌も元気になって、ドンドン繁殖するのです。そして、この細菌が、代謝によってイソ吉草酸を生み出します。
吉草酸は、悪臭防止法の規制対象になっているほど、微量でも耐え難い臭いがする物質です。チーズや納豆・生ゴミのような臭いがしたら、イソ吉草酸のせいだと思われます。
イソ吉草酸は、洗ってもなかなか落ちにくい性質があり、そこにまた靴下を履いたりすると、臭いも復活してしまいます。
また、足の爪の間にも、垢や靴下の繊維などがたまりやすく、そこに雑菌が繁殖して、臭いを発することがあります。
何かの病気の場合も
水虫・足蹠(そくしょ:足の裏のこと)多汗症・糖尿病などの場合も、足が臭います。
水虫の場合、水虫の原因である「白癬菌」(はくせんきん)そのものが臭うわけではなく、水虫になるような高温多湿の環境のせいで、イソ吉草酸が発生しやすくなっているのです。また、水虫のせいで肌があれて、そこに雑菌が入り込んで臭うこともあります。
多汗症の場合も、特に、イソ吉草酸が発生しやすいのです。
糖尿病の場合、免疫力が低下して、細菌が繁殖しやすくなることで、体臭・口臭がするようになり、足も臭うようになるのです。
それでは、足の臭いを取るには?
足の洗い方
・湯船に入るか、洗面器にお湯を張り足をひたして水分を吸わせます。
・薬用石鹸を手につけて、指の間を中心に、丁寧に足を洗います。この時、ナイロンタオルでごしごしこすったりすると、かすり傷ができて、そこから雑菌が入ったりするので、手洗いが良いのです。
・爪の間も忘れずに洗いましょう。歯ブラシを使うと洗いやすいですね。
・洗い終わったら、石鹸が残らないように、よく洗い流します。
・清潔なタオルで、きれいに水分を拭き取ります。
・足がすっかり乾くまで、靴下は履かないようにしましょう。
・お風呂上がりは、爪が柔らかくなっているので、定期的に足の爪を切りましょう。くれぐれも深爪はしないようにしましょう。巻き爪になることがあります。
重曹の足湯
それでも臭いが気になるようでしたら、重曹を使って足湯をしましょう。
洗面器にお湯を張り、重曹をいれて、足を10分から20分ほど浸します。重曹は、食用のものが良いでしょう。
重曹の量は、最初は小さじ1~2杯程度から始めて、慣れてきたら、大さじ2~3杯くらいに増やします。
重曹足湯は、できるだけ毎日続けると効果的です。
重曹の半分ほどのクエン酸を加えると、二酸化炭素が発生して、炭酸足湯が楽しめます。足の汚れがより落ちやすくなったり、血行が良くなったりするので、時々やってみましょう。
クエン酸の代わりに、重曹と同じくらいの量のお酢をいれるのも効果的です。酢の臭いが気にならない方はやってみましょう。
足湯が終わったら、足を軽く洗い流しましょう。
ミョウバンスプレー
足の臭いが気になったときに、ミョウバンのスプレーを吹きかけると、臭いが消えます。
・スーパーや薬局でミョウバンを買ってきます。生ミョウバンと焼きミョウバンがありますが、焼きミョウバンの方を買いましょう。
・1.5ℓのペットボトルに、ミョウバン50gを入れて、水道水を一杯に入れます。ミネラルウオーターなどを使うと、保存できる期間が短くなります。
・ペットボトルを良く振ります。ミョウバンは、水に溶けにくいので、そのまま1~2日置いておきます。できあがった原液は、冷暗所に保管して、一月ほどで使い切りましょう。
・10倍に薄めたものを、スプレーボトルにいれて持ち歩きましょう。出先でも、足や靴下・靴にさっとスプレーします。風呂上がりの足や、洗濯した靴下などにもスプレーしてみましょう。
靴について
靴は、3足用意してローテーションで毎日履き替えましょう。靴のサイズが合わないと、通気性が悪くなるので、よく選びましょう。
帰ってきて靴を脱いだら、ミョウバンスプレーや靴用の消臭スプレーを振りかけて、風通しの良いところで乾かします。
重曹をパラパラと靴に入れて、靴を良く振った後、逆さにして重曹を捨てるのも効果的です。
荒技ですが、靴をジップロックなどで密封して、一晩冷凍庫に入れておくと、臭いが取れます。
消臭効果のあるインソールを使うのも良いですね。
オフィスで、スリッパを履いても大丈夫なら、なるべくスリッパに履き替えましょう。一見ビジネスシューズに見えるスリッパも売られているので、試して見てはどうでしょう。
靴下について
靴下は、通気性が良く消臭効果のある五本指靴下がお薦めです。
緊急対策
飲み会で座敷に上がらなくてはならないんだけど、今日はやけに足が臭いというときの対策です。
トイレに入って、靴下を脱ぎ、除菌ウェットティッシュで、指の間を中心に足を拭きます。次に、普通のティッシュかトイレットペーパーで良く拭いて、充分に乾かします。
その間、靴には、携帯用のスプレーをシュッとかけておきます。
足が乾いたところで、予備の靴下に履き替えます。
古い靴下を密封してポケットなどに入れ、何事もなかったかのような顔をしてトイレから出ます。
朝起きてすぐにしてはいけないこと した方が良いこと
あなたは、朝起きて、まず何をしますか?何気なく毎朝やっていることでも、実はカラダに良くないこともあるんです。反対に、やった方が良いこともあります。それらを紹介しますので、明日の朝起きたら、是非!
朝こんなことはやってはNG
スマホやPCのチェック
朝起きてすぐ、つい気になって、スマホやPCをチェックする人も多いでしょうが、ついダラダラと余計なものまで見て、朝の貴重な時間を無駄にしかねません。
また、液晶画面をじっとみていると、まばたきの数が通常の四分の一くらいまで減って、朝から眼も脳も疲れてしまいます。
どうしても見なくてはいけない場合を除いて、チェックはやめておきましょう。
朝風呂
睡眠中には、冬でもコップ一杯分、夏場の汗をかく時期には多いと1ℓの水分が失われます。そのため、朝起きてすぐは、「血液ドロドロ」状態なのです。この状態でお風呂に入ると、血管が詰まって大変なことになりかねません。
また、急に血圧が上がって、心臓に負担がかかります。体が温まってスッキリしても、体が冷めていくと、かえって眠くなったりします。
朝食前の空腹時に入浴すると、胃酸過多になって、胸焼けがしたりします。
朝風呂に入るにしても、起きて1時間ほどして、充分に水分を補給してからにしましょう。
朝風呂でなく、朝シャワーは、血行を良くしたり、シャキッとするのでお薦めです。ただし、いきなり頭からシャワーを浴びると心臓に負担がかかったりするので、足先から徐々に上の方に向かってシャワーしましょう。
シャワーのついでにシャンプーをすると、頭皮の皮脂が取れて、日中、紫外線のダメージを受けやすくなってしまいますので、やめておいたほうが良いです。
コーヒー
朝一番にコーヒーを飲むという人も多いでしょうが、実は、朝一のコーヒーは、インスリンの働きを悪くして、血糖値を上げてしまいます。朝起きてすぐは、睡眠中に失われた水分を補充するために、白湯(さゆ:いったん沸かしてから冷ました水)か常温の水を飲みましょう。
コーヒーを飲むのなら、朝食時にしましょう。
喫煙
寝ている間にニコチンが切れているところに、朝一番でニコチンを補給すると、血管が急に収縮して、体に負担をかけます。
ペンシルバニア州立大学での研究によると、朝一番での喫煙は、肺がんや口腔がんのリスクを高めるそうです。
ハードな運動
運動は、体に良いものですが、起き抜けは、筋肉が硬くなっているので、怪我をしやすいのです。また、血管が収縮しているので、心筋梗塞や脳梗塞の危険性もあります。特に、ある程度の年齢になっている人は、危険です。
朝運動する場合は、起きて30分以上経って、朝食を取った後で、良く準備運動をしてから、無理のない範囲で行いましょう。
ひげ剃り・ごしごし洗顔
起きてすぐは、顔が少しむくんでいるので、うまくひげが剃れません。少なくとも起きてから15分から30分経ってからにしましょう。
また、朝、あまりごしごしと顔を洗うと、天然保湿因子(NMF)が取れてしまったり、肌が薄くなる菲薄化(ひはくか)が起きたりします。特に、乾燥肌の人は、洗顔料を使うと、乾燥がひどくなります。自分の肌質に合わせた洗顔をしましょう。
スッキリしたくて冷たい水で洗顔すると、急激な温度変化のせいで、赤ら顔になることもありますから、注意しましょう。
朝起きたらやった方が良いこと
朝日を浴びる
朝起きて、日の光を浴びると、脳内ホルモンのセロトニンの分泌が活発になります。セロトニンは、「幸せホルモン」と言われるように、精神を安定させてくれます。また、セロトニンは、時間が経つと、眠りを促すホルモンのメラトニンに変わるので、夜よく寝られるようになります。
朝日を浴びると、体内時計もリセットされて、快調な一日のスタートを切ることができます。
歯を磨く
朝起きてすぐは、口の中に雑菌が繁殖しています。その中に含まれる「プロアテーゼ」という酵素のせいで、風邪を引きやすくなったり、インフルエンザになりやすくなったりします。起きたときに歯を磨くことで、プロアテーゼを取り除けます。
歯は朝食後に磨きたいというのなら、朝一番で、リステリンのような洗口液で、口の中をキレイにしましょう。
ストレッチをする
朝、ストレッチをして、硬くなった体をほぐして、血行を良くしましょう。
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おへその手入れしてますか?ゴマは取った方がいい?放っておくと大変なことも
お風呂に入っても、おへその手入れまではあまり気にしていない人もいるのではないでしょうか。
それに、昔から、「へそのゴマを取ってはいけない」なんて言われるので、触らぬ神にたたり無しという感じで、余計なことをしないで放っているかも知れませんね。
本当は、おへその手入れはどうすれば良いのか、まとめてみました。
おへそのゴマの正体は
おへその「ゴマ」は、垢・皮脂・汗・毛・石鹸のかす・服の線維・ホコリなどが入り交じって固まったものです。
へそのゴマには、なんと1グラムあたり約120万個の細菌が含まれているそうです。これは、便器の水の約4千倍にもなるそうです。
でも、安心してください。へそのゴマに生息している細菌には、人体に有害なものは、ほとんど含まれていないのです。
おへそのゴマは取らない方が良い?
有害なばい菌が含まれていないからと言って、昔からの言い伝えのように、そのまま放置した方が良いのでしょうか?
おへそが深いタイプの人は、おへそに汗がたまって、強烈な臭いを発することがあります。
また、おへそに傷ができて、そこから雑菌が入り込むと、「臍炎(さいえん)」という炎症を起こすことがあります。臍炎ができると、おへそが痛んだり、膿が出たりします。
おへそのゴマも、あまりに巨大化すると、医者で取ってもらうしかなくなります。
また、瘤のようにふくらむ粉瘤(ふんりゅう)になることもあります。
つまり、おへそは、体の他の部分と同じように、きれいにしておく必要があると言うことですね。
ちなみに、「おへそのゴマは取るな」という言い伝えは、無理におへそのゴマを取って、へその内側の皮膚を傷つけて炎症を起こしたり、おへそのすぐ下にある腹膜や腸を刺激してお腹が痛くなったりすることを戒めるためにできたようです。
もちろん、正しい方法で手入れをすれば、何の問題もありません。
おへその正しい手入れとは
お風呂に入って、おへその中もふやけたところで、タオルの端の方を指にまきつけて、石鹸をつけます。タオルを巻いた指を、おへそに差し入れて、2~3回くるっと回します。決してゴシゴシこすったりしないでください。すぐにキレイにならなくても、しばらく洗っているうちにキレイになると思っていましょう。
週に2~3回洗いましょう。
もう少し丁寧に、油を使ったお手入れ法もあります。
オリーブオイル(またはベビーオイルやクレンジングオイル・ハンドクリーム・ワセリン・馬油など)と綿棒・ティッシュを用意します。
仰向けに寝て、おへそにオイルを垂らします。そのまま、10分から15分ほど待ちます。このとき、おへそに、ラップをかぶせておくと、ゴマが溶けやすくなります。
ゴマが溶けてくるので、ティッシュでオイルを拭き取ります。その後、綿棒をおへその穴にいれて、そっとゴマを掻き出します。無理して取ろうとすると、お腹が痛くなります。最後に、残ったオイルを良く拭き取ります。
おへそが痛い!何なのでしょう
おへそのゴマをあまりに放置していると、巨大化して臍石(さいせき)と言うものになって、おへその皮膚を圧迫して痛むことがあります。
それほど育ってなければ、上に書いたオイルによる除去法で、オイルをおへそに入れておく時間を長くすれば取れますが、うまく取れないときは、皮膚科で軟膏を塗ったり切開したりして取ってもらうしかありません。
また、傷んで膿が出るときは、雑菌が入って臍炎(さいえん)を起こしていると考えられます。皮膚科で抗生物質を処方してもらう必要があります。
まれな病気ですが、尿膜管遺残症(にょうまくかんいざんしょう)でおへその下あたりが痛むこともあります。
おへその内側が痛いときは、胃腸の病気の可能性があります。便秘で痛むこともあります。お医者さんに相談してみましょう。