爪揉みのすごい効果!不眠解消からダイエットまで
手足の爪を揉むだけで、いろいろな効果があるんです。解説していきます。
爪揉みはどうして効果があるんでしょう
人間の自律神経は、交感神経と副交感神経の二つからできています。交感神経には、心身を活発にする働きがあり、副交感神経には、心身を落ち着かせる働きがあります。
交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキといったところですね。
交感神経と副交感神経がバランス良く働いて、上手く生きていけるのですが、バランスが崩れると、自律神経失調症になってしまいます。
現代生活では、交感神経が刺激される傾向があるのですが、手足の爪の両側には、副交感神経の働きを良くするツボがあって、ここをマッサージすることで、自律神経のバランスが保もたれて、免疫力がアップします。
爪揉みのやり方
手の指先を、反対側の手の親指と人差し指で、挟むようにします。爪の根元を両側から挟み込む感じです。
指の第一関節を親指と人差し指で両側から挟んで、指先に滑らせていくと、爪の根元で、スッと細くなる感触がするところがありますね。そこが爪揉みポイントです。痛気持ちいいくらいに力を入れて、10秒から20秒ほど揉むようにします。揉まずに、力を入れて挟んでいるだけでも構いません。
親指から小指まで順番に揉んでいきますが、薬指の爪揉みは、副交感神経ではなく、交感神経を活発にするので、寝る前やリラックスしたい場合には、揉まないようにしましょう。
以前は、薬指は、爪揉みしないほうが良いとされていましたが、薬指の爪揉みは、ダイエット・うつ・低血糖・低血圧・アレルギーなどには効果がありますし、交感神経と副交感神経のバランスをとるためにも、最近では、寝る前や気が高ぶっているとき以外は、全部の指で爪揉みしたほうが良いと言われています。
次に、両足の指先も、同じように揉んでいきます。薬指は、手の場合と同じように考えてください。足の爪揉みは、お風呂に入っているときにやるのもオススメです。
これを、一日に2~3回行います。それ以上はやり過ぎになります。
眠れないときには、布団やベッドに入ってから、薬指以外の爪揉みをやってみましょう。
爪揉みをするときは、腹式呼吸をすると、一層効果が出ます。息を吸いながら、力を込め、息を吐きながら、力を抜くのです。
爪揉みの好転反応
爪揉みをしていると、肩がこる・下痢をするなどの好転反応(メンケン反応)が出ることがありますが、これは、体調が良くなる過程での、一時的なもので、そのうちに消えていきます。ですが、どうしても不調になる場合は、爪揉みが体質的に合わないので、無理をしないで、中止しましょう。
道具を使う
簡単にできる爪揉みですが、うまく力が入らないような人は、爪揉みの器具も市販されているので、使ってみてはどうでしょう。