よい寝だめ、悪い寝だめ
昔から、「寝だめはできない」といわれてきましたね。でも、上手な寝だめの仕方もあるんです。休日の寝だめが楽しみという人は、読んでみてください。
悪い寝だめはこんなもの
先取り寝だめ
月曜日から忙しいので、日曜日に寝だめしておこうというような、「先取り寝だめ」は、意味がありません。
スマホを充電するとき、100%充電したら、それ以上充電できません。そして、使っていくうちに、バッテリーは減っていく一方ですね。
睡眠も、寝だめをしようとしても、フルに寝てしまえば、それ以上寝ても、無駄に浅い眠りをするだけで限度以上のチャージはできません。そして、翌日から、寝たりない分、体のエネルギーは減る一方なのです。
補充寝だめ
睡眠不足が続いたので、休みの日に、昼頃まで寝ていて、不足分を埋め合わせようとすることってありがちですね。確かに、寝不足の分は、ほぼ取り戻せます。
でも、それによって、生活リズムが狂って、その日の晩なかなか寝られず、結局、翌日また、睡眠不足になってしまいます。ブルーマンデーというわけですね。
よい寝だめのしかた
睡眠の不足分を取り戻すなら、早めに眠りにつきます。そして、休みの日でも、いつもよりせいぜい1~2時間以上遅く起きることはやめましょう。それ以上遅く起きると、体内のリズムが狂ってしまいます。
体内リズムを狂わせない、もう一つの方法があります。朝、いつもと同じ時間にいったん起きて、カーテンや雨戸を開けて、日の光を浴びるのです。強い光を浴びると、体内時計がリセットされて、脳内物質のセロトニンが分泌され、脳が朝がきたことを認識します。部屋の明かりをつけても良いのですが、太陽に比べると明るさが足りないですね。その後、二度寝をしても、体内リズムはあまり狂わないで済みます。
いったん起きるのが面倒な場合や、天気が悪い日もあることを考えると、日の光を再現してくれる目覚まし時計を使う手もあります。
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朝レモンで体内時計リセット
悪い寝だめで体内時計が狂ってしまったときは、レモンが有効です。
休日明けの朝、レモンを搾ってレモン水にして飲むと、酸味と香りで、体内時計がリセットされて、スッキリします。
もちろん、レモンティーやサラダなど、お好みの食べ方で構いません。
そして、レモンと糖質を一緒に摂るのが、体内時計のリセットにさらに効果的です。
ご飯・パン・うどん・バナナ・リンゴなどですね。
猫背になっていませんか?姿勢が悪いとこれだけのデメリットが!
現代人に増えつつある「猫背」。「ちょっと姿勢が悪いだけ」で済ましていませんか。実は、恐ろしい事態になることもあるんです。早速、猫背を治して、背筋を伸ばして進んでいきましょう。
猫背の弊害
猫背のせいで、こんなにいろいろと困ったことがあるんです。
・肩こりや腰痛を引き起こす
・頭痛の元になる
・眼が疲れる
・肺や心臓を圧迫して、体の調子が悪くなる
・胃腸を圧迫して、便秘や下痢になる
・新陳代謝が悪くなり、肥満する
・月経の周期を狂わせる
・自律神経のバランスが崩れて、イライラしたり、精神的に不安定になったりする
・老けて見える
猫背のセルフチェック
自分が猫背かどうか、チェックしてみましょう。「自分は猫背じゃない」と思っていても、案外猫背だったということも多いですよ。
まず、壁を背にして立ちます。後ろに下がって、自然に背中を壁につけます。
壁に、頭と背中とお尻が均等につき、壁と腰の間に、片手がギリギリ入るくらいのすき間がある人は、問題ありません。
壁と腰の間に、コブシが入るほどの大きなすき間がある人は、「S型猫背」と呼ばれます。骨盤が前傾して、下腹がポッコリ突き出しています。ハイヒールを履く女性がなりやすいといわれます。
反対に、壁と腰がすき間なくベッタリくっついている人は、「腰猫背」です。重労働をする人や、年配の人によく見られます。
腰のすき間は普通で、背中が壁にベッタリついて、頭が壁につかない人は、「背中猫背」です。PCで作業をする人に多いです。
肩が壁につき、頭が壁につかないで前に出ている人は、「首猫背」です。首猫背は、「ストレートネック」ともいわれます。
タイプ別の猫背改善ストレッチ
両膝を揃えて床につけ、立て膝立ちをしてみましょう。そして、背中をスッと伸ばします。そのときの感じが、猫背が治った時の感覚です。それを目指して、ストレッチしましょう。
S型猫背
横になり、壁に脚をつけて行う方法です。
壁に寄りかかって治す方法もあります。
腰猫背
椅子に座って行います
背中猫背
大胸筋中心のストレッチです
首猫背(ストレートネック)
椅子に座って行いましょう
日常生活での注意点
猫背の人は、上にあるようなストレッチで、改善するとともに、これから書くようなことに注意して、元に戻らないようにしましょう。まだ猫背になっていない人も、予防のために気をつけましょう。
寝ているときに
寝るときは、横向きやうつぶせで無く、仰向けになって寝ましょう。
猫背のせいで仰向けでは苦しい場合は、膝を曲げて寝ましょう。膝の下に、丸めたタオルやクッションなどをあてがうと、楽に曲げていられます。
また、腰の下に、四つ折りにしたバスタオルを敷いておくと、寝ている間に、横向きやうつぶせになることを防げます。
枕は、低くて固めのものを選び、後頭部では無く、首の下に入れるようにします。
寝ている間に猫背を治す、別の方法もあります。固めの寝具の上に寝て、多めに寝返りをうって、体のゆがみをやり方です。
自分に合った方法を採用しましょう。
スマホを見るときは
スマホを持つ手は、ヒジから手の甲まで、真っ直ぐ一直線になるよう意識します。反対側の手を、手のひらを下にして、スマホを持つ手の脇の下にはさみこむように添えます。これで自然に姿勢もよくなります。両手でスマホを操作するときも、手を真っ直ぐにする意識を忘れないようにしましょう。
PCの操作の時
オフィスでパソコンを使うときは、椅子に深く腰掛けて、背を伸ばします。椅子にクッションを置くと、姿勢を保ちやすくなるので、試してみてください。丸めたタオルでも良いです。自分に合った丸め方を試行錯誤してください。座っているとき、足は組まないようにしましょう。
モニターは、視線がほんの少し下を向く程度の位置で調整し、眼とモニターは40cmくらい離しておきます。
キーボードやマウスは、ヒジを直角にして使えるような位置に置きましょう。
歩くときは
歩くときは、みぞおちのあたりから脚が生えているような意識を持ちましょう。
また、手のひらとヒジの内側を、前方に向けて歩くのも効果的です。
時々、つま先立ちで歩く訓練をすると、背筋が伸びるので、やってみましょう。
猫背矯正用のスニーカーを使って見るのも良いかもしれませんね。
二日酔いの苦しみを何とかしたい!予防法と解消法
苦しい二日酔い。頭痛に吐き気。そのつど、もう飲まないぞと「決心」するんですが、しばらくするとまた....
そんなとき、少しでも楽になる方法を調べました。
どうして二日酔いになる?
アルコールを肝臓で分解するときに、毒性の強い「アセトアルデヒド」という物質ができます。普通は、アセトアルデヒドは、さらに、酢酸に、次に水にと分解されますが、分解が追いつかずに体に残ってしまうと、二日酔いになるのです。
そもそも二日酔いにならないために
飲む前に
アルコールには、利尿作用があって、トイレに行きたくなるので、体が脱水状態になってしまいます。そして、二日酔いの症状を重くします。
そうならないよう、お酒を飲む前には、ペットボトル一本分の水やスポーツドリンク、お茶(カフェインを含まない麦茶・十六茶・爽健美茶など)を飲んでおきましょう。
カフェインを含むコーヒーや緑茶は、利尿作用があるので、適していません。
空腹でお酒を飲むと、アルコールの吸収が早くなるので、できれば、少しでも脂肪分をお腹の中に入れておきましょう。
オリーブオイル・ヨーグルト・バター・チーズなどが良いですね。良く言われる牛乳は、案外脂肪分が少ないので、あまり二日酔いの予防には期待できません。
ハチミツをちょっと舐めておくのも効果有りです。
乾杯の始まる前に、ドレッシングをタップリかけたサラダやナッツ類があれば、ササッと食べておきましょう。
飲んでいる間
脱水症状にならないように、お酒を飲んだら、チェーサーとして、水を一杯飲むというように、アルコールと水分を、交互に取ります。
チェーサーとして、トマトジュースを飲むと、アルコールの分解が早くなるので、できればやっておきましょう。
反対に、お酒を炭酸で割ると、アルコールが吸収されやすくなって、二日酔いになりやすくなります。
醸造酒(日本酒・ビール・ワイン)は、蒸留酒(ウィスキー・ブランデー・焼酎・ウォッカなど)より、不純物が多くて二日酔いになりやすいので覚えておきましょう。ちなみに、同じワインでも、赤ワインの方が白ワインより不純物が多く含まれています。
また、いろんな種類のお酒をちゃんぽんで飲むと、目先が変わって、自分がどのくらい飲んだのか分からなくなり、つい飲み過ぎることがありますので気をつけましょう。
それと、ちょっといやらしい話になりますが、一般的に、安いお酒は、不純物が多くて、二日酔いになりやすく、高いお酒は、不純物が少なくて、二日酔いになりにくい傾向があります。お財布と相談して、できる範囲で良いお酒を飲みましょう。
お酒を飲んでいる間、タンパク質を多く含む食べ物をおつまみにしましょう。
肉・魚・枝豆・豆腐・卵・ナッツ類などですね。
飲んでいるときにタバコを吸うと、ニコチンやタールの分解のため、肝臓に負担がかかり、また、アセトアルデヒドの分解のために必要なビタミンCが破壊されてしまいます。できるだけ我慢しましょう。
飲んだ後
飲んだ後も、水分補給は大事です。水やスポーツドリンクを飲んでおきましょう。ハチミツを溶かし込んだハチミツ水も、翌日に後を引かない効果があります。飲むものは、枕元に置いておいて、朝起きたときや、夜中に目が覚めたときに飲めるようにしておきましょう。
「アルコールを抜く」などといって、お風呂に入るのは危険です。お風呂で汗をかいて、脱水症状がより進んで、肝臓の働きが悪くなるからです。それに、滑って転んだりしやすいですからね。サウナは、さらに危険です。どうしてもというのなら、シャワーにしておきましょう。
それでも二日酔いになってしまったら
上に書いてきたような対策をしても、二日酔いになってしまった場合の対処法です。
とにもかくにも水分補給
やはり大事なのは、水分補給です。スポーツドリンクやトマトジュース、ハチミツを溶かし込んだ水を飲みましょう。
朝ご飯はこれを食べましょう
アサリやシジミの味噌汁を飲みましょう。その他、柿・バナナ・大根おろし・卵などが二日酔いに効くので、食べるようにしましょう。
茶碗に梅干しを入れて、熱いお茶を注ぎ、箸で梅干しの肉をほぐしてから飲むのも効きますよ。
頭痛がするときは、食後に、コーヒーを飲んでおきましょう。胃の調子が悪ければ、砂糖やミルクをたっぷり入れます。
サプリメント
ビタミンB1のサプリを飲むと、アセトアルデヒドの分解が促されます。
熱いシャワーを浴びる
熱いシャワーは体をスッキリさせます。特に、シャワーを交互に熱くしたり冷たくするのは効果があります。
でも、気持ちが悪いときなどは、無理して浴びないようにしましょう。
ツボを押す
二日酔いに効くツボを押してみましょう
ドライマウスで困っている人に!こうすれば楽になりますよ
ドライマウスで悩む人が増えてきましたね。現代の日本では、ドライマウスの人が、少なくとも八百万人、多めに見積もると三千万人いるとも言われています。高齢者の場合、ドライマウスのせいで食べ物をよく飲み込めないと、誤嚥性肺炎なんて恐ろしいことにもなりかねません。どうすれば良いのかリサーチしたのでご覧下さい。
ドライマウスのセルフチェック
次の様な症状があれば、ドライマウスの可能性があります
・クッキーのような乾いた食べものは、水を飲みながらでないと食べにくい
・口の中が乾いて痛い
・舌が白っぽい
・舌がひび割れて痛い
・口の中がネバネバする
・口の中が粘ついてうまく話せなかったり、声がかすれてくる
・口臭が気になる
・アゴの下や耳の下が腫れることがある
・よく水を飲む
・夜中に喉が渇いて目が覚めることがある
・口内炎や口角炎ができやすい
・口のほかに、眼や鼻も乾いている感じがする
・口呼吸をすることが多い
・歯を磨いていても虫歯になりやすい
・味覚がおかしくなった感じがする
ドライマウスになる原因
ストレス
緊張すると、口の中が乾くという人は多いですね。ストレスを感じた状態が続いてしまうと、ドライマウスになってしまいます。
さらに、自律神経失調症やうつ病でも、ドライマウスになることがあります。
加齢
年とともに、体の中の水分が失われ、ドライマウスになりやすくなります。
口の筋肉も衰えて、唾液が出にくくなります。
噛む力の衰え
柔らかいものばかり食べていると、唾液を押し出す筋肉も衰えてきます。現代人は、昔の人に比べて、食事の時に噛む回数が半分以下と言われます。
薬の副作用
降圧剤・抗うつ剤・鎮痛剤・鼻炎薬など、ドライマウスを引き起こす薬はたくさんあります。
薬の注意書きに、副作用として「口渇」が起きると書いてあることがありますが、「口渇」とは、ドライマウスのことなのです。
病気の症状
糖尿病・腎臓病・肝硬変・甲状腺機能亢進症・唾液腺の病気などの症状として、ドライマウスになることがあります。
更年期障害によっても、唾液の量が減ります。
シェーグレン症候群という、中高年の女性に多い病気の場合、全身が乾くので、ドライマウス・ドライアイ・関節の痛みといった症状が現れます。
それではドライマウスを改善するにはどうする
病気のせいでドライマウスになっているのなら、病気を治す必要があります。
薬の副作用の場合も、勝手に服用をやめたりしたら大変なことになるので、出してくれる先生に相談しましょう。
それ以外の場合の対処法です。
唾液腺をマッサージする
唾液の出てくるもとをマッサージして、唾液が良く出るようにしましょう。
アルコールはほどほどに
アルコールには、利尿作用があるので、トイレが近くなって、体が脱水状態になります。もちろん、口も渇きますよね。
お酒は適量にとどめておいて、一緒に水を飲むようにしましょう。
タバコを控える
タバコの煙に含まれているタールやニコチンは、血行を悪くして、唾液の分泌を減少させます。タバコはなるべく控えるようにしましょう。
こまめに水分補給
ペットボトルを持ち歩くなどして、よく水分を補給しましょう。コーヒーやお茶など、カフェインが入った飲み物は、利尿作用があるので、ドライマウスには良くありません。
固めの物を食べる
噛みごたえのあるものを、よく噛んで食べるようにします。一口ごとに、30回は噛みましょう。
ガムを噛む
シュガーレスガムを噛むのも、効果があります。
マウススプレーをする
人工唾液の役割をするスプレーが市販されているので、使ってみましょう
口呼吸から鼻呼吸へ
口呼吸はドライマウスのもとです。意識して鼻呼吸をしましょう。
睡眠中に口呼吸しないように、寝る前に、サージカルテープ(ガーゼなどを貼るテープ)などで、口が開かないようにするのも一つの方法です。
加湿器を使う
乾燥する季節には、加湿器で部屋の湿度を保ちましょう。
お風呂のなかで正座するだけで、これだけの効果!健康にもダイエットにも
やるのが難しい健康法や、いろいろ手間のかかるダイエット法は、続けるのが難しいですが、お風呂の中で正座するだけなら、簡単にできますよね。
でも、それで、どんな効果があるの?と疑問に思いますよね。それは、次を読んでいただければ、納得できると思います。
正座入浴法のやり方
お風呂は、38℃から40℃くらいのぬるめの方が、効果があります。
お風呂に入る前に、水分をタップリ取っておきましょう。
10分ほど、いつもの姿勢で入浴して、筋肉をほぐします。
次に、膝頭を揃えて湯船の底につけて、立て膝で座ります。両足のカカト同士はくっつけておきます。体がLの字になる感じです。
そのまま、膝を曲げていって、カカトの上に腰を下ろします。背筋はピンと伸ばしておきます。
この正座の姿勢を、1分半(90秒)から2分(120秒)ほど続けます。その間、腹式呼吸をするのが望ましいですね。
正座をしている間、1分あたり1キロカロリーのエネルギーを消費すると言われます。
このとき、余裕があれば、上半身を前後左右にゆらゆら揺らすと、ふくらはぎをマッサージできるし、太腿の筋肉もストレッチできて、さらに効果が上がります。
さらに慣れてきたら、脚を交差させて、片方の脚のふくらはぎの上に、もう片方の脚のすねを乗せて、30秒正座し、今度は脚を組み替えて、また30秒正座するようにすると、加圧効果が増します。
その後、膝を伸ばし、いつもの姿勢に戻って、リラックスします。
この正座を、3回~5回繰り返します。(慣れないうちは一回だけでも大丈夫です)
正座入浴法の効果
ふくらはぎの血行を良くする
ふくらはぎは、「第二の心臓」と呼ばれています。心臓から遠い足の先まで、血液を循環させるために、ふくらはぎの筋肉が収縮して、血管のポンプの役割を果たしているからです。ふくらはぎの筋肉が硬くなったり、力が衰えたりすると、下半身がむくんだり、さらには、代謝が悪くなって、体調を崩したりします。
お風呂で正座をすることで、ふくらはぎを加圧すると、一時的にお尻で圧迫されて、血の巡りが悪くなりますが、加圧をやめたとたんに、抑えられていた反動で、一気に血液が流れて、血行が良くなるのです。簡単な加圧トレーニングですね。
脚のむくみも取れて、美脚効果も期待できます。
また、代謝が良くなるので、脂肪が燃えやすくなって、全身のダイエットにもつながります。
汗をかきやすくなる
ふくらはぎの血行が良くなると、全身の血行も良くなって、汗をかきやすくなります。
汗とともに、全身の老廃物が排出され、デトックス効果で、体調が良くなり、体が引き締まります。
骨盤のゆがみを取る
骨盤は、体の中心にあって、全身のバランスを支えています。骨盤が歪むと、その上にある、腰・背骨・首・アゴなど、あちこちが歪んできます。
その結果、腰痛・肩こり・猫背などが起き、また、内臓にも影響を与えて、胃腸の不調・便秘・冷えなども引き起こします。
そして、お尻や脚が太くなったり、お腹がポッコリでたりして、スタイルも崩れます。
お風呂で正座をすると、骨盤がバランス良く安定して、骨盤のゆがみから来る悪影響を、取り除くことができます。
安眠できる
全身の血行が良くなり、骨盤のゆがみも解消されると、副交感神経が活発になって、夜ぐっすり寝られるようになります。
もちろん、良質な睡眠は、美容にも健康にも役立ちます。
注意すること
急に血行が良くなったりするので、血圧が高い人や、心臓に問題がある人は、やめておきましょう。
入浴の前後には、水分を充分に補給しましょう。
体が硬かったり、脚が悪かったりして、正座するのが難しい人は、無理をしないで、手を浴槽の両側について体を支えて、膝を、できるところまで曲げて、そのまま10秒くらいじっとしているところから始めましょう。
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知らなかった食べ合わせのワナ!これとあれを一緒に食べてはいけない?
何気なく食べているものでも、実は、一緒に食べない方がいいものがあります。
あまり神経質になる必要はありませんが、ざっと目を通しておきましょう。
焼き魚と漬け物
魚を焼くと、タンパク質が変化して、「ジメチルアミン」という物質ができます。これと、漬け物に含まれている亜硝酸塩とが、胃の中で化学反応を起こして、「ニトロソアミン」という物質ができます。
ニトロソアミンは、発がん物質として知られているので、注意が必要です。
ビタミンCは、ニトロソアミンができるのを防いでくれるので、焼き魚と漬け物を食べるときは、かぼすやすだちをしぼってかけると安心です。
紅茶とレモン
紅茶にレモンを入れる人も多いですね。ところが、輸入物のレモンにはOPPという防かび剤が使われていて、これとカフェインが反応すると、発がん物質ができるのです。
レモンに限らず、輸入物のかんきつ類にはOPPが使われている可能性が高いので、カフェインとの組み合わせには注意しましょう。
国産のレモンにはOPPを使うことはまず無いので、原産地を確認した方が良いですね。
酒と辛い物
辛い物をお酒のつまみにする人もいますが、からし・生姜・ニンニク・トウガラシなどの辛い物もお酒も、どちらも血行を良くするので、一緒に飲み食いすると、血行が良くなりすぎて、かゆくなったり、ジンマシンが出たりすることがあります。
続けると、高血圧・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病のリスクも高まります。
ハムとソース
ハムの発色剤の「亜硝酸塩ナトリウム」と、ソースに入っている合成保存料の「パラオキシ安息香酸エステル」とが結合すると、「ニトロソ化合物」ができます。
ニトロソ化合物には、発がん性の疑いがあります。
ハムにソースをかけることはあまりないでしょうが、食事の時、結果的に両方食べることもあるでしょうから、注意しましょう。
ビールとフライドポテト
鉄板の組み合わせなのに、何でって思いますよね。実は、アルコールが肝臓で分解されるときに、脂肪が増えるのを促すような酵素ができます。そこに、フライドポテトのような、脂っこい高脂肪のものを一緒に食べると、脂肪がどんどん吸収されて、中性脂肪の値が高くなります。そして、高脂血症・脂肪肝・肝硬変等につながるのです。
もちろん、フライドポテト以外に、鶏の唐揚げなどの高脂肪のものも同じ危険があります。
酒とギンナン
ギンナンは、漢方薬として使われてきたほど、薬効がありますが、食べ過ぎると、ビタミンB6が欠乏状態になって、食中毒に似た、「ギンナン中毒」の症状が出ることがあります。そこで、昔から、「ギンナンは、年齢の数以上食べてはいけない」と言われてきました。
お酒のつまみとして、ギンナンをどんどん食べると、肝臓がアルコール分解で忙しい分、中毒にもなりやすいので注意しましょう。
ナスと冷たいそば
ナスにも、冷たいそばにも、体を冷やす働きがあります。両方を一緒に食べると、お腹が冷えて下痢をしたり、手足が冷えたりします。
お腹を壊しやすい人や冷え性の人は、ナスと一緒に食べるときは、暖かいそばにしましょう。
(番外編)メントスとコーラ
メントスとコーラを一緒に食べるとどうなるか、絶対に試さないでくださいね。
いかがでしたか。気にしすぎてもノイローゼになってしまいますが、こういうこともあるのだと、頭のどこかに置いておいてください。
薬は水で飲みましょう それ以外のもので飲むときの意外なリスク
あなたは、薬やサプリを飲むとき、なにで飲んでますか。知らずに水以外のもので飲むと、思わぬ危険性があるかもしれませんよ。
基本はコップ一杯の水かぬるま湯
薬の注意書きには、「水かぬるま湯で飲んでください」と書いてあるはずです。それには、ちゃんとした理由があるんです。
これから書くように、薬やサプリの成分と、水以外の成分とが反応して、薬の効きが悪くなったり、場合によっては、体に良くないものに変化したりするからです。
また、水なしで、直接飲み込んだりすると、食道や胃の粘膜に直接触れて、その刺激で、潰瘍や出血を招くことがあるのです。粉薬が、気管から肺に入ってしまい、肺炎になった例もあります。
水の量が少なすぎても、有効成分が溶け出しにくいので、コップ一杯の水を飲むようにしましょう。水には、胃の働きを活発にする作用もあります。特に、下剤の場合は、水を多く飲んだ方が効果的です。
水は、一口に飲むよりも、数口に分けて飲みましょう。
胃にやさしいのは、白湯(さゆ)です。これは、いったん沸騰させた水を、飲めるくらいまで冷ましたもので、「白湯健康法」があるくらい、体に良いのです。
タンパク質でできている薬の場合、あまり熱いお湯で飲むと、分解してしまうこともあります。
薬と一緒に飲むとき注意が要るもの
アルコール
薬もアルコールも、肝臓で分解されます。同時に分解するのは、負担が大きいので、うまく分解できずに、薬の効きが悪くなったり、アルコールが残って悪酔いしたりします。
人によって、肝臓の分解能力も違うので、一概には言えませんが、基本的にはNGです。
特に、風邪薬・解熱鎮痛剤・咳止め・睡眠薬・精神安定剤・高血圧の薬・糖尿病の薬などは、アルコールの働きと薬の働きが重なり合って、一緒に飲むと危険なことがあります。
どうしても頭痛薬や風邪薬を飲みたいときは、飲酒の前後3時間は避けた方が良いでしょう。
さらに、ワインや紹興酒の場合は、「チラミン」という物質が含まれているので、ある種の抗生物質と一緒に飲むと、血圧が急に上がることがあります。
牛乳
一部の薬の場合、牛乳のカルシウムと薬の成分が結合して、薬の効きが悪くなることがあります。感染症用の抗生物質・骨粗鬆症の薬などです。
また、睡眠剤や抗がん剤のなかには、牛乳の乳脂肪が胃の中にあると、吸収が良くなりすぎて危険なものがあります。
腸で溶けるタイプの下剤を牛乳と一緒に飲むと、胃の中で溶けてしまい、腸まで届きません。
一方で、解熱鎮痛剤を飲むと胃が荒れて困る人は、牛乳で飲むのも一つの方法です。
グレープフルーツ
グレープフルーツに含まれるフラノクマリン類と、一部の降圧剤・高脂血症治療剤・抗ヒスタミン剤(アレルギーの薬等)・向精神薬との相互作用で、薬が効きすぎて、薬を飲み過ぎたのと同じ状態になり、危険なことがあります。
グレープフルーツ以外にも、ハッサク・夏みかん・ザボン・ダイダイ・サワーオレンジ・スウィーティー・ザクロ・山葡萄などにフラノクマリン類が含まれています。
お茶
以前は、お茶で薬を飲むと、薬の鉄分が、お茶に含まれるタンニン(カテキン)と反応して、吸収しづらくなると言われていました。
けれども、今では、特に問題が無いとされています。
ただし、緑茶には、カフェインが含まれていて、下に書いてあるような悪影響が考えられるので、その場合は、カフェインの少ないほうじ茶・番茶・ウーロン茶や、カフェインを含まない麦茶・ハーブティーなどの方が良いでしょう。
コーヒー
風邪薬や解熱鎮痛剤を、コーヒーや紅茶のような、カフェイン飲料で飲むと、カフェインの鎮痛解熱作用と二重に働いて、頭痛・胃痛などのほか、不安感やイライラした感じを引き起こすことがあります。
喘息の薬の中にも、カフェインと一緒に飲むと、頭痛や吐き気がするものがあります。
ミネラルウォーター
薬を飲むのに、ミネラルウォーターなら安心と思っている人も多いと思います。ところが、ミネラルウォーターは、名前の通り、「ミネラル」(カルシウムやマグネシウムなどの鉱物)を含んでいます。海外の一部の硬水や海洋深層水の場合、ミネラルの量が多くて、ある種の薬の成分が吸収されにくくなることがあるので、注意が必要です。硬度が600mg/ℓ以上の水が、影響があります。普通の国産ミネラルウオーターは、硬度がそれ程高くないので、大丈夫です。
ミネラルの影響を受けると注意書きに書いてある薬の場合、気をつけましょう。
炭酸飲料
炭酸飲料で薬を飲むと、薬の働きが弱くなることがあります。
特に、制酸剤を含む胃腸薬の場合は、働きが弱くなります。
コーラは、カフェインも含んでいるので、一層注意が必要です。
栄養ドリンク
風邪薬を栄養ドリンクで飲む人もいるようですが、栄養ドリンクにはカフェインやアルコールが含まれているので、本当は危険なんです。どうしても栄養をつけたいのなら、合わせてビタミン剤等を飲みましょう。
2時間以上あける
薬を飲むときは、注意書きをよく読んで、上に書いたように、一緒に飲んではいけないものがある場合は、2時間以上間隔をあけて飲むようにしましょう。